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J-GLOBAL ID：201602203125075112   整理番号：16A0427170

ニホンナシ新品種「凛夏」および「甘太」の福岡県における適応性

Adaptability of New Japanese Pear Cultivars ‘Rinka’ and ‘Kanta’ to Fukuoka Prefecture.

著者 (6件)： 渡邉辰彦 (福岡県農林業総合試) ,  石坂晃 (福岡県農林業総合試) ,  松本和紀 (福岡県農林業総合試) ,  牛島孝策 (福岡県農林業総合試) ,  牛島孝策 (福岡県 農林水産部) ,  桑原実 (福岡県農林業総合試)
資料名： 福岡県農林業総合試験場研究報告  (Bulletin of the Fukuoka Agriculture and Forestry Research Center)
号： 1  ページ： 27-32,99  発行年： 2015年03月 
JST資料番号： Y0232C  ISSN： 2189-4876  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所において育成されたニホンナシ新品種「凛夏」と「甘太」について,福岡県における適応性を明らかにした。「凛夏」と「甘太」はともに短果枝の着生が極めて良好で多かった。「凛夏」は収穫期が「幸水」と「豊水」の間で,収量は「幸水」と同程度であった。果実重は450g程度で「幸水」より大きく,糖度は「幸水」と同等であるが,硬度は「幸水」よりも低く良食味であった。加えて,「凛夏」は開花後1か月で適度に落果するため,摘果の省力化が期待された。「甘太」の収穫期は「新高」と同時期で,収量は「新高」と同程度であった。果実重は580g程度で「新高」より小さかったが,「新高」と比べて糖度が高く,低硬度で肉質が良く食味良好であった。以上のことから,本県のような西南暖地でも高品質果実の安定生産が可能な品種として有望である。(著者抄録)

シソーラス用語： *ナシ ,  *新品種 ,  品質 ,  適応性 ,  面積 ,  新鮮度 ,  貯蔵安定性 ,  収率 ,  *環境順応
準シソーラス用語： *ニホンナシ ,  果実品質 ,  *環境適応 ,  *甘太 ,  栽培面積 ,  樹体 ,  収量性 ,  日持ち性 ,  *凛夏

分類 (2件)： 作物の品種  (FC02020V) ,  果樹  (FC03042G)

タイトルに関連する用語 (5件)： ニホンナシ ,  新品種 ,  夏 ,  福岡 ,  適応性