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J-GLOBAL ID:201602203276148767   整理番号:16A0251974

ナガイモ栽培時におけるトレンチャー溝の形成方式が土壌水分移動特性に与える影響-青森県上北地域の黒ボク土畑圃場を事例として-

Impact of the Method of Planting Trench Formation on Soil Water Transport Properties at a Chinese-yam Cultivation-Case study of Andosol upland fields in the Kamikita region of Aomori Prefecture, Japan-
著者 (5件):
資料名:
号: 301  ページ: I.39-I.46  発行年: 2016年02月25日 
JST資料番号: S0345A  ISSN: 1882-2789  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本研究は平成26年の青森県上北地域のナガイモ作付圃場における土壌水分移動の様態を数値計算により明らかにし,ナガイモの根部障害発生との関連を明らかにすることを目標にしている。今回,ナガイモ栽培時において,チェーン式およびホイール式トレンチャーがトレンチャー溝を形成することによって,植溝の土壌理化学性(土性,乾燥密度,土壌硬度等)と水分移動特性(透水性や保水性)に対してどのような影響を与えるのかについて調査した。その結果,ホイール式トレンチャー区の70cm以深では低透水性であることが判明し,トレンチャー溝の形成方式の相違が当該深度の水分移動特性に大きな影響を与えることが明らかになった。このことを受け,平成26年8月豪雨生起時期のホイール式トレンチャー区において,ナガイモ塊茎が存在する付近の土壌が水分飽和することがわかった。また,この状態が長期間継続することが数値計算結果により明らかになり,ホイール式トレンチャー区ではナガイモの湿害を引き起こすリスクが高くなることが示された。以上のことから,当該時期にナガイモの腐敗や奇形が発生する可能性が高いことが示唆された。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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農業土木  ,  土壌物理 
引用文献 (20件):
  • 青森県(2008):「健康な土づくり」技術マニュアル, 113-114.
  • Endo, A., Mishima, S. and Kohyama, K. (2009) : Modeling nitrate leaching on a cropped Andosol, Nutr. Cycl. Agroecosyst., 85(1), 41-61.
  • Endo, A., Mishima, S. and Kohyama, K. (2013) : Nitrate percolation and discharge in cropped Andosols and Gray lowland soils of Japan, Nutr. Cycl. Agroecosyst., 95(1), 1-21.
  • 遠藤 明(2014):土壌物理性がながいもの品質におよぼす影響~土壌水分移動の特徴について~, 平成25年度ながいもフォーラム, 配付テキスト, 1-6.
  • 遠藤 明, 大和山真一, 上平章弘, 杉山憲雄(2014a):青森県上北地域におけるナガイモ畑圃場の土壌物理性と水分移動の特徴, 第57回農業農村工学会東北支部研究発表会講演要旨集, 26-28.
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