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J-GLOBAL ID：201602203328246444   整理番号：16A0277367

エダマメ収穫適期の指標 -莢厚増加速度,相対莢厚および子実重の利用-

Pod Thickness Increase Rate, Relative Pod Thickness and Seed Weight of Edamame (Green Soybeans) at the Optimal Harvest Timing

著者 (2件)： 細野達夫 (国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業総合研究センター) ,  片山勝之 (国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 近畿中国四国農業研究センター)
資料名： 生物と気象(Web)  (Climate in Biosphere (Web))
巻： 16  ページ： 80-85 (J-STAGE)  発行年： 2016年 
JST資料番号： U0149A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： エダマメ(緑ダイズ)の最適収穫時期のための新しい指標を開発する目的で,莢厚増加速度,最大に対する相対莢厚,熟成ダイズに対する相対子実乾物重について,新鮮重に対する子実中可溶性糖含量が最高の時期と関連付けた。エダマメ2品種「湯上り娘」「新潟茶豆」を用いた。エダマメは通常,子実肥大成長時の中期から後期において収穫される。この段階では,莢厚増加速度は次第に低下し,時間に対する莢厚は2次関数で近似できる。従ってこの時期,莢厚増加速度は時間に対して線形的に低下する。新鮮中に対する子実中糖含量が最高の時が最適収穫時期であり,莢厚増加速度,莢厚,相対子実乾物重は各,約0.15~0.20mm/日,90%,50%と推定される。

シソーラス用語： *時期 ,  収穫 ,  *ダイズ ,  豆莢 ,  種子 ,  栽培品種 ,  成長段階 ,  炭水化物 ,  食品成分 ,  食品分析 ,  植物成長 ,  *収穫適期 ,  子実 ,  可溶性糖 ,  *枝豆 ,  植物生理
準シソーラス用語： *エダマメ

分類 (2件)： 豆類  (FC03035U) ,  野菜とその加工品  (FJ11020O)

引用文献 (16件)：

• 阿部利徳, 2008: ダダチャマメ-おいしさの秘密と栽培(新特産シリーズ). 農文協, 東京, 209 pp.
• 阿部利徳, 2011: エダマメにおけるダダチャマメ系品種の生育および成分特性. 育種学研究, 13, 1-10.
• 安藤利夫・雲内浩平・種谷光泰・雨宮昭彦・津金胤昭・家壽多正樹・日坂弘行, 2013: 極晩生エダマメ「安房在来15A2」における莢色と食味関連要素及び食味官能評価との関係. 千葉県農林総合研究センター研究報告, 5, 1-9.
• Hara, Y. 2000: Estimation of nitrogen release from coated urea using the Richards function and investigation of the release parameters using simulation models. Soil Science and Plant Nutrition, 46, 693-701.
• 廣田智子・田畑広之進・福嶋 昭・井上喜正, 2004: 丹波黒大豆エダマメの収穫適期判定スケールの開発とその利用方法. 兵庫県立農林水産技術総合研究センター研究報告(農業編), 52, 23-28.

タイトルに関連する用語 (7件)： エダマメ ,  収穫適期 ,  指標 ,  莢 ,  厚 ,  加速度 ,  子実