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J-GLOBAL ID：201602203334829869   整理番号：16A0046032

漁港防波堤の腹付マウンド被覆ブロックの津波越流に対する安定性の検討

Stability of Concrete Blocks Covering Protection Mounds of Fishing Port Breakwaters against Tsunami Overflow

著者 (4件)： 三井順 (不動テトラ(土浦市)) ,  松本朗 (不動テトラ(土浦市)) ,  錦織和紀郎 (不動テトラ(東京都)) ,  橋本牧 (漁港漁場新技術研究会)
資料名： 水産工学  (Fisheries Engineering)
巻： 52  号： 2  ページ： 113-117  発行年： 2015年11月15日 
JST資料番号： F0449B  ISSN： 0916-7617  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 漁港防波堤の津波対策として,腹付マウンド被覆ブロックの津波越流に対する安定性を検討した。所要質量算定方法として,イスバッシュ式による方法と,三井らによる「めくれ」,「滑り」を考慮した方法をレビューした。次いで,水理模型実験を行った結果,方塊型よりも有孔型が安定性が高いこと,被覆ブロックでも孔のある形状が優れることを確認した。数値解析も上記を裏付けたこと,ブロックの被災のメカニズムは打ち込み位置付近のブロックに作用する揚圧力によりブロックが離脱したと考えられること,を述べる。漁港新技術研究会の実験結果も紹介する。

シソーラス用語： *漁港 ,  *防波堤 ,  津波 ,  越流 ,  *コンクリートブロック ,  安定性 ,  *水理模型試験
準シソーラス用語： 水理模型実験

分類 (4件)： 港湾施設,港湾工事  (RC15020H) ,  海岸工学  (RC13000X) ,  特殊コンクリート構造  (RA04040L) ,  水理学一般,水理実験  (RC10011E)

引用文献 (6件)：

• 八木 宏・杉松宏一・中山哲嚴・西敬 浩・三上信雄・佐々木崇之・林 健太郎:東北地方太平洋沖地震津波による漁港施設(防波堤)の被災状況とその原因について,土木学会論文集B2(海岸工学), Vol.68, No.2, pp.I_1341-I_1345, 2012.
• 水産庁漁港漁場整備部:平成23年東日本大震災を踏まえた漁港施設の地震・津波対策の基本的な考え方, 平成26年1月23日.
• Coastal Engineering Research Center : Shore Protection Manual, U.S.Army Corps of Engrs., Vol.II, pp.7_213-7_216, 1977.
• 三井 順・松本 朗・半沢 稔・灘岡和夫:防波堤港内側マウンド被覆材の津波越流に対する安定性照査方法の提案,土木学会論文集B2(海岸工学),Vol.69, No.2, pp.I_956-I_960, 2013.
• 八木 宏・中山哲嚴・大村智宏・杉松宏一・門安 曇・滑川 順・佐藤勝弘・奥野正洋:漁港施設の津波被災の特徴と耐津波設計,水産工学,2015(投稿中).

タイトルに関連する用語 (6件)： 漁港 ,  防波堤 ,  腹 ,  被覆ブロック ,  津波越流 ,  安定性