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J-GLOBAL ID：201602203415162702   整理番号：16A0042087

下水処理施設の栄養塩管理運転に伴う周辺水域の溶存態無機窒素(DIN)濃度の動態

著者 (3件)： 原田和弘 (兵庫県農林水産技術総合セ 水技セ) ,  宮原一隆 (兵庫県農林水産技術総合セ 水技セ) ,  近藤敬三 (兵庫県農林水産技術総合セ 水技セ)
資料名： 兵庫県立農林水産技術総合センター研究報告(水産編)  (Bulletin of the Hyogo Prefectural Technology Center for Agriculture, Forestry and Fisheries (Fisheries Section))
号： 44  ページ： 29-33  発行年： 2015年11月 
JST資料番号： Y0817A  ISSN： 1347-7757  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 全国有数の生産高があった兵庫県のノリ生産は1990年代後半から色落ちを主因とする不作が頻発している。その対策として,陸域から沿岸海域への栄養塩供給対策を試行中であるが,そのうちの(公財)兵庫県まちづくり技術センター加古川流域下水道管理事務所加古川下流浄化センターが行なった栄養塩管理運転に伴う周辺水域での溶存態無機窒素(DIN)濃度の動態について調査した。同センターの処理水は一級河川の加古川下流の左岸を並行して流れる二級河川の泊川に放流された後,播磨灘に流入するが,産業排水も流入している。各年度の泊川河口における水質が周辺海域よりも高水温,低塩分であったのは,放流された下水処理水と泊川河川水に起因すると考えられた。泊川河口のDIN濃度は100μmol/L以上あり,周辺海域よりもかなり高い状態にあった。また各年度とも栄養塩管理運転中は通常運転時よりもさらにDIN濃度が上昇することが確認された。

シソーラス用語： *下水処理施設 ,  *栄養塩類 ,  *水質管理 ,  *窒素形態 ,  *窒素 ,  公共事業 ,  兵庫県 ,  海域 ,  瀬戸内海 ,  *栄養塩濃度 ,  下水道事業 ,  播磨灘 ,  *無機態窒素 ,  *管理
準シソーラス用語： *DIN ,  *栄養塩 ,  *無機窒素

分類 (2件)： 水質管理  (SB02050M) ,  漁場・漁況  (FH03020R)

タイトルに関連する用語 (6件)： 下水処理施設 ,  栄養塩 ,  周辺 ,  水域 ,  無機窒素 ,  DIN