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J-GLOBAL ID:201602203573096431   整理番号:16A0235591

計算工学の20年,これからの20年 FEM解析の品質マネジメントとV&V

著者 (1件):
資料名:
巻: 21  号:ページ: 3376-3379  発行年: 2016年01月31日 
JST資料番号: L5669A  ISSN: 1341-7622  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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日本では工学シミュレーションの品質保証のために,人材教育と品質マネジメントシステムの構築の両面から課題に取り組んでいる。本論文では,後者に向けて日本計算工学会のHQC(High Quality Computing)研究会が編纂した学会標準でのV&V(Verification and Validation)の考え方を示した。まず,米国機械学会が出版したASME V&V10-2006の妥当性確認では,従来の有限要素解析では考慮されていなかった不確かさの検討を要求していることを説明した。一方,S-HQC002:2015では,1)解析計画の再確認,2)検証過程の再確認,3)理想化(モデル化)の適切性の確認,4)独立した手法の結果との比較という手順で妥当性確認を行う。3)では数理モデルを把握することでQOI(Quantity of Interest)の選択や,数式の係数に含まれる不確かさのパラメータ化などでのメリットが得られる。また,不確かさのモデリング・シミュレーション法として,複合材料や金属3Dプリンティングの成形・造形プロセスに対する確率的マルチスケールモデリングとロバスト設計を展開している。さらに,設計手順において,i)業務範囲の明確化,ii)解析計画書,iii)解析の妥当性確認のタイミングでレビューを行うとしており,レビューができる高度な技術者の人材育成が必要であることを論じた。
シソーラス用語:
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分類 (4件):
分類
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その他の情報処理  ,  数値計算  ,  品質管理一般  ,  計算機システム開発 
引用文献 (5件):
  • 日本計算工学会、工学シミュレーションの品質マネジメント、第2版、JSCESS-HQC001:2014,(2014).
  • 日本計算工学会、工学シミュレーションの標準手順、第2版、JSCES S-HQC002:2015,(2015).
  • 日本計算工学会、学会標準(HQC001&002)事例集、JSCES S-HQC003:2015,(2015).
  • The American Society of Mechanical Engineers, Guide for Verification and Validation in Computational Solid Mechanics, ASME V&V 10-2006, (2006) .
  • 白鳥正樹、越塚誠一、吉田有一郎、中村均、堀田亮年、高野直樹、工学シミュレーションの品質保証とV&V、丸善、(2013).
タイトルに関連する用語 (3件):
タイトルに関連する用語
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