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J-GLOBAL ID：201602203811071280   整理番号：16A0196488

ストレス対処行動としての咀嚼

Mastication as a Stress-Coping Behavior

著者 (3件)： KUBO Kin-ya (Seijoh Univ. Graduate School of Health Care Studies, Aichi, JPN) ,  IINUMA Mitsuo (Asahi Univ. School of Dentistry, Gifu, JPN) ,  CHEN Huayue (Gifu Univ. Graduate School of Medicine, Gifu, JPN)
資料名： BioMed Research International (Web)  (BioMed Research International (Web))
巻： 2015  号： Neuroscience  ページ： 876409 (WEB ONLY)  発行年： 2015年 
JST資料番号： U7008A  ISSN： 2314-6133  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 慢性的ストレスへの曝露は,最終的には病気につながるかもしれない様々な身体および精神的影響をもたらす。ストレス関連疾患は世界的な健康問題となっている。咀嚼(噛むこと)は,おそらく視床下部-下垂体-副腎軸および自律神経系の活性における咀嚼が引き起こす変化のため,ストレスを対処するのに効果的な行動である。ストレスの多い状態下での咀嚼は,ストレスによる血漿コルチコステロンおよびカテコールアミンの増加や,神経栄養因子や一酸化窒素などのストレス関連物質の発現を減弱させる。さらに,咀嚼は中枢神経系形態,特に海馬および視床下部におけるストレスによる変化を減少させる。げっ歯類においては,種々のストレッサーに曝されている時に木の棒をかじったりまたはかむことにより,ストレスによる胃潰瘍形成が減少し,空間認知障害,不安様行動,骨量減少が減弱される。ヒトにおいては,いくつかの研究により,ストレスに曝されている時にガムをかむことにより血漿および唾液コルチゾール量が減少し,精神的ストレスが低下することが示されている。しかし,そのような効果は無いと報告する研究もある。本レビューでは,ヒトおよび動物における咀嚼機能とストレス対処行動間の相互作用の根底にある神経メカニズムについて論じた。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *咀嚼 ,  *ストレス ,  自律神経系 ,  視床下部 ,  脳下垂体 ,  副腎 ,  歯ぎしり ,  睡眠障害 ,  ガム咀嚼 ,  視床下部-下垂体-副腎軸 ,  睡眠時歯ぎしり ,  内分泌腺 ,  分泌腺
準シソーラス用語： ストレス対処行動

分類 (2件)： 口腔,食道  (EJ06020R) ,  神経の基礎医学  (GN01020W)

タイトルに関連する用語 (2件)： ストレス対処行動 ,  咀嚼