文献
J-GLOBAL ID:201602204045641971   整理番号:16A0102881

アルカリ金属/9族金属/貨幣金属前駆体に対する三配位有機ホウ素L2PhB(L=オキサゾール-2-イリデン)の多様な反応性

Diverse reactivity of a tricoordinate organoboron L2PhB: (L = oxazol-2-ylidene) towards alkali metal, group 9 metal, and coinage metal precursors
著者 (4件):
資料名:
巻:号:ページ: 2893-2902  発行年: 2015年05月20日 
JST資料番号: U7042A  ISSN: 2041-6539  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
金属前駆体に対する三配位有機ホウ素L2PhB(化合物1;L=オキサゾール-2-イリデン)の反応性と配位化学を総合的に研究した。化合物1のホウ素中心は還元性で,トリフルオロメタンスルホン酸塩(MOTf;M=Li,Na,K)のアルカリ金属へ配位する一方,化合物1のLiOTfとの反応から,かってない化合物2(環状Li(OTf)2Liスペーサにより結合した2つのL2PhBユニットを含む)が得られた。9族金属(M=Rh,Ir)錯体[MCl(COD)]2による化合物1の処理は,初めての双性イオンロジウム(I)-ホウ素錯体(化合物3)とイリジウム(III)-ボラン錯体(化合物4)を各与えた。反応経路は,C-H活性化と続く金属からホウ素へのプロトン移動と関わり,塩基性ホウ素による金属水素化物の脱プロトン化の初めての例を示した。貨幣金属との反応では,化合物1は,金属塩化物MCl(M=Cu,Ag,Au)に対し2電子還元剤として振舞った。N-複素環カルベンに支援される化合物1の塩化金との反応は,金原子上のカルベンとL2PhB両配位子を特徴とするヘテロレプチックカチオン金錯体[(L2PhB)Au(NHC)]Cl(化合物6)を生成した。対照的に,分離可能な塩化金錯体(L2PhB)AuCl(化合物8)は,配位子交換を経ての化合物1とトリフェニルホスフィン-塩化金の直接錯体生成により得られた。X線回折分析と計算研究では,錯体化合物6と8におけるB:→Au結合相互作用特性を明らかにした。自然母集団解析(NPA)と自然結合軌道(NBC)解析では,L2PhB配位子の強いσ供与性を裏付けた。更に,予備研究では,錯体化合物8が,環境条件下,X-H(X=N,O,C)のアルキンへの付加の効率的触媒として機能することを示し,触媒の中性ホウ素ベース配位子を特徴とする金属錯体の初めての応用を実証した。Copyright 2016 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (5件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
有機ほう素化合物  ,  非金属の錯体  ,  オキサゾール,イソオキサゾール  ,  芳香族単環炭化水素  ,  脂肪族スルホン酸・スルフィン酸・スルフェン酸 
物質索引 (1件):
物質索引
文献のテーマを表す化学物質のキーワードです

前のページに戻る