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J-GLOBAL ID：201602204252654064   整理番号：16A0105933

カード組を用いた秘密計算

Secure Multi-Party Computations Using a Deck of Cards

著者 (1件)： 水木敬明 (東北大学サイバーサイエンスセンター)
資料名： Fundamentals Review (Web)  (Fundamentals Review (Web))
巻： 9  号： 3  ページ： 179-187 (J-STAGE)  発行年： 2016年 
JST資料番号： U0221A  ISSN： 1882-0875  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： カードベース暗号とは,物理的なカード組を利用して,秘密計算等を実現するものである.1989年に5枚のカードで論理積を秘密計算できることが示されて以来,数多くのカードベースプロトコルが考案されている.カードベースプロトコルは,コンピュータやネットワークを必要とせず手軽に実行することができるとともに,その正当性や安全性は高校生でも容易に理解できる.本稿では,カードベース暗号の歴史を概観するとともに,最近の研究成果を紹介する.(著者抄録)

シソーラス用語： *娯楽 ,  *計算 ,  暗号 ,  プロトコル ,  計算機利用 ,  応用プログラム ,  暗号プロトコル ,  ネットワークアプリケーション
準シソーラス用語： *カードゲーム ,  *秘密計算 ,  暗号化 ,  コンピュータ応用 ,  ネットワーク応用

分類 (4件)： 符号理論  (ND02030R) ,  その他の事務機械  (QF02040L) ,  計算機利用技術一般  (JE01000C) ,  計算機網  (JC03000K)

引用文献 (23件)：

• (1)B. denBoer, “More efficient match-making and satisfiability: the five card trick,” Advances in Cryptology – EUROCRYPT ’89, J.-J. Quisquater and J. Vandewalle, eds., vol.434, pp.208-217, Lect. Notes Comput. Sci., Springer Berlin Heidelberg, 1990.
• (2)R. Cramer, I.B. Damgård, and J.B. Nielsen, Secure Multiparty Computation and Secret Sharing, Cambridge University Press, 2015.
• (3)C. Crépeau and J. Kilian, “Discreet solitary games,” Advances in Cryptology – CRYPTO ’93, D.R. Stinson, ed., vol.773, pp.319-330, Lect. Notes Comput. Sci., Springer Berlin Heidelberg, 1994.
• (4)V. Niemi and A. Renvall, “Secure multiparty computations without computers,” Theor. Comput. Sci., vol.191, no.1-2, pp.173-183, 1998.
• (5)A. Stiglic, “Computations with a deck of cards,” Theor. Comput. Sci., vol.259, no.1-2, pp.671-678, 2001.

タイトルに関連する用語 (3件)： カード ,  秘密 ,  計算