抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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コンテンツ指向型ネットワークであるNamed Data Networking(NDN)では,Interest Flooding Attack(IFA)と呼ばれる攻撃によってネットワークが正常に使えなくなる。IFAへの対策として,リンクごとにパケットの流入を制限するPushbackがある。しかし,Pushbackでは,通常ユーザのデータ取得に影響を与えるという問題が存在する。そこで,本稿では,ユーザの行動を考慮したInterest制御手法ICRPを提案する。ICRPではユーザとコンテンツに対する評価からパケットを制御する。まず,ユーザと直接接続された末端ルータが,ユーザに対する評価値から検知された攻撃者に対してInterestパケットを制限する。ここで,評価値とは各ユーザの送信するInterestの中で実在するコンテンツを要求するInterestの割合を表す。次に,攻撃者からが要求するInterestの数から攻撃に使用されるプレフィックスを推測し,攻撃に利用されるInterestパケットを制限する。提案手法の評価はシミュレーションにより行い,通常ユーザのデータ取得が安定しているという結果からICRPの有用性を示す。(著者抄録)