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J-GLOBAL ID：201602204425251653   整理番号：16A0041100

テラヘルツ帯狭帯域検波器を使用した相対論的電子ビームのバンチ長計測

Measurement of a bunch length of a relativistic electron beam using a narrow-band diode detector in a terahertz region

著者 (7件)： 清紀弘 (産業技術総合研 分析計測標準研究部門) ,  小川博嗣 (産業技術総合研 分析計測標準研究部門) ,  早川建 (日本大 量子科研) ,  田中俊成 (日本大 量子科研) ,  早川恭史 (日本大 量子科研) ,  中尾圭佐 (日本大 量子科研) ,  境武志 (日本大 量子科研)
資料名： 日本赤外線学会誌  (Journal of the Japan Society of Infrared Science and Technology)
巻： 25  号： 1  ページ： 97-104  発行年： 2015年08月04日 
JST資料番号： L1291A  ISSN： 0916-7900  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 我々は日本大学の赤外自由電子レーザー用電子線利用研究施設において,狭帯域検波器を用いたコヒーレント放射光(CSR)出力の測定によって電子バンチ長を評価する二つの計測法を開発した。CSR強度が電荷量の2乗に比例する領域では,バンドパスフィルターを用いて検出帯域を分割し,出力比を測定することでバンチ長を評価した。その値は線形加速器の電子ビームパラメータから計算した値と一致していた。電荷量増大によりバンチ長がわずかに変化する領域では,狭帯域CSR強度と電荷量の関係を用いて,その微小なバンチ長変化を捉えることができた。我々の成果は,エネルギー回収型線形加速器のような最先端加速器において電子バンチの微小変化をミクロパルスごとに観測するのに有益であろう。(著者抄録)

シソーラス用語： *復調器 ,  狭帯域 ,  *テラヘルツ波 ,  周波数帯 ,  *相対論的電子ビーム ,  長さ ,  ビームバンチング ,  ビーム集束 ,  検出器 ,  計測 ,  自由電子レーザ ,  電子ビーム ,  コヒーレント光 ,  放射光施設 ,  帯域フィルタ ,  線形加速器 ,  加速器 ,  電荷
準シソーラス用語： テラヘルツ波検出器 ,  バンチ長 ,  電子バンチ

分類 (2件)： 赤外・遠赤外領域の測光と光検出器  (BD07032W) ,  電子ビーム,イオンビーム  (BD02030F)

引用文献 (21件)：

• J. M. J. Madey, :J. Appl. Phys. 42 (1971) 1906.
• N. Sei et al.: Appl. Phys. Lett. 101 (2012) 144101.
• T. Ishikawa et al.: Nature Photon. 6 (2012) 540.
• R. Hajima. : Proc. of 2014 Int. Workshop on EUV and Soft X-Ray Sources, http://www.euvlitho.com/2014/S56.pdf
• T. Nakazato et al.: Phys. Rev. Lett.. 63 (1989) 1245.

タイトルに関連する用語 (6件)： テラヘルツ ,  狭帯域 ,  検波器 ,  相対論的電子ビーム ,  バンチ長 ,  計測