文献

J-GLOBAL ID：201602204487095887   整理番号：16A0199643

N値から推定したS波速度のばらつきが免震住宅の変位応答に与える影響

著者 (2件)： 清水恭平 (信州大 大学院理工学系研究科) ,  田守伸一郎 (信州大 工)
資料名： 日本建築学会技術報告集  (AIJ Journal of Technology and Design)
巻： 22  号： 50  ページ： 121-126  発行年： 2016年02月20日 
JST資料番号： L4777A  ISSN： 1341-9463  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： N値を用いて計算した表層地盤におけるS波速度について頻度分布を作成し,適合度検定により決定した確率分布をフィッティングさせS波速度のばらつきを検討した。さらに,このばらつきが免震住宅の変位応答に及ぼす影響を検討した。その結果,1)信頼区間95%を指標とする場合,応答変位の値は第1種地盤は約1.04~1.09倍,第2種地盤は約1.02~1.25倍,第3種地盤は約1.26~1.41倍の範囲でばらつくため,N値からS波速度を推定した場合は,これを考慮して応答変位の設計限界に対する許容範囲を設定する必要があること,2)軟弱な地盤であるほど,免震の限界変形に対する安全率を大きくする必要があること,などが分かった。

シソーラス用語： *住宅 ,  *免震構造 ,  N値 ,  地盤 ,  表層 ,  推定 ,  速度 ,  S波【地震波】 ,  変位 ,  地震応答 ,  補正 ,  応答解析 ,  確率分布 ,  安全率 ,  地震動
準シソーラス用語： 表層地盤

分類 (1件)： 建築物の耐震,免震,制震,防振  (RB01035P)

タイトルに関連する用語 (6件)： N値 ,  推定 ,  S波速度 ,  ばらつき ,  免震住宅 ,  変位応答