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J-GLOBAL ID：201602204637925921   整理番号：16A0114716

博覧会建築物における木質建材の利用とその意義

著者 (1件)： 渡邊史郎 (建築研)
資料名： 住宅と木材
巻： 38  号： 456  ページ： 16-27  発行年： 2015年12月15日 
JST資料番号： L5990A  ISSN： 0286-4533  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 日本における博覧会建築物に関して,木質建材の利用を調査した。既往文献から1984年以降の博覧会において木質建材を利用した事例を対象として,利用の傾向,変遷などを整理した。その結果,1)木造格子シェル構造,格子状単層ラチスドーム構造,パーゴラ等の屋根架構による大空間創造,2)集成材を用いた軸組構造,3)吊構造による無柱空間等の特殊部材,4)内外装材への積極的な活用,5)木製デッキ等の舗装材,等が挙げられた。利用の変遷として,90年頃までの意匠表現・架構技術の大幅な向上と2001年以降のリユース・リサイクル,恒久建築物としての利用等,持続可能的利用の追求が特徴的であることを示した。

シソーラス用語： *パビリオン ,  *木質材料 ,  シェル構造 ,  ドーム ,  大スパン構造 ,  再利用 ,  資源再生 ,  内装材料 ,  外装材料 ,  *持続可能な開発
準シソーラス用語： 単層ラチスドーム

分類 (2件)： 競技場,展覧会場,記念建造物,その他  (RB05070C) ,  木質材料の製造・加工一般  (FF05031B)

引用文献 (21件)：

• 一般社団法人日本木造住宅産業協会:オリンピック・博覧会施設に木質建材を使用する場合の性能面の課題についての調査報告書,2015.3
• 杉山英男:木造にとっての建築基準法第38条と評定,木の空聞 新木造建築のデザインとディテール 新建築臨時増刊,新建築社,p.58,1992.12
• 菊竹清訓編著:なら・シルクロード博,新建築社,1989
• 塩原等:ならシルクロード博におけるパビリオンの建設大臣認定について,ビルディングレター,財団法人日本建築センター,pp.3-6,1988.6
• (財)なら・シルクロード博協会:なら・シルクロード博 公式記録,1989.3

タイトルに関連する用語 (4件)： 博覧会 ,  建築物 ,  木質 ,  建材