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J-GLOBAL ID：201602205072744614   整理番号：16A0251977

樹皮由来バイオ炭の砂丘地圃場への施用による土壌の保水性・保肥性改善効果

Effects of Applying a Wood Bark-derived Biochar to Sand Dune Soil on Water and Nutrient Retention Properties in a Field Experiment

著者 (5件)： 亀山幸司 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工研) ,  岩田幸良 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工研) ,  佐々木康一 (福井県坂井農林総合事務所) ,  成岡道男 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工研) ,  宮本輝仁 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工研)
資料名： 農業農村工学会論文集  (Transactions of the Japanese Society of Irrigation, Drainage and Rural Engineering)
号： 301  ページ： I.65-I.74  発行年： 2016年02月25日 
JST資料番号： S0345A  ISSN： 1882-2789  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 樹皮由来バイオ炭(バーク炭)の施用による保水性・保肥性改善効果を明らかにするため,福井県三里浜地域の砂丘地圃場において,対照区,炭少量区(20t(乾物)ha^-1施用区),炭多量区(40t(乾物)ha^-1施用区)を設定し,バーク炭施用前後の土壌理化学性および作物栽培条件下での土壌水分の変動を測定した。その結果,バーク炭の施用により,有効水分量が有意に増加し(対照区と比較して,炭少量区で20~30%,炭多量区で50~60%増加),陽イオン交換容量も有意に増加した(対照区と比較して,炭少量区で2~4%,炭多量区で8~9%増加)。また,炭多量区では,作物栽培条件下での土壌水分ポテンシャルの低下が抑制されることが確認された。以上の結果から,バーク炭の砂丘地圃場への施用は,土壌の保水性・保肥性を増加させ,作物の水利用効率を向上させるための有効な方策になり得ることが示唆された。(著者抄録)

シソーラス用語： *チャー ,  樹皮 ,  *土壌 ,  *土壌改良剤 ,  保水性 ,  効果 ,  有効水 ,  陽イオン交換容量 ,  ビニールハウス
準シソーラス用語： *バイオ炭 ,  *砂丘地土壌 ,  *土壌改良資材 ,  保肥性 ,  改善効果

分類 (1件)： 土壌管理  (FB04070J)

タイトルに関連する用語 (8件)： 樹皮 ,  バイオ炭 ,  砂丘 ,  圃場 ,  土壌 ,  保水性 ,  肥 ,  改善効果