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J-GLOBAL ID：201602205207522412   整理番号：16A0314599

キラル分子科学:分子の絶対配置はいかにして決定されたか.「実験事実と理論」

Chiral Molecular Science: How were the absolute configurations of chiral molecules determined? “Experimental results and Theories”

著者 (1件)： 原田宣之 (東北大 多元物質科研)
資料名： 分光研究  (Journal of the Spectroscopical Society of Japan)
巻： 65  号： 1  ページ： 56-72  発行年： 2016年02月15日 
JST資料番号： F0007A  ISSN： 0038-7002  CODEN： BUKKAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 絶対配置はどのようにして決定されたのか,について述べた。旋光性とそれに密接に関係する円二色性,絶対配置決定の歴史について概説し,X線異常散乱法の理論と実際,CD励起子キラリティ法の理論と実際,励起子理論によるUVとCDスペクトルの数値計算,CDスペクトルによる他の絶対配置決定法,絶対配置決定の相対的方法(参照化合物との化学関連,あるいはCDスペクトルの比較,X線結晶解析の内部標準法,¹H NMR磁気異方性を利用した内部標準法)について説明した。

シソーラス用語： 性質 ,  *絶対配置 ,  *旋光分散 ,  *円偏光二色性 ,  X線構造解析 ,  励起子 ,  紫外スペクトル ,  円偏光二色スペクトル ,  数値計算 ,  X線散乱 ,  内部標準法 ,  陽子磁気共鳴 ,  磁気異方性 ,  キラリティ ,  X線結晶構造解析
準シソーラス用語： *円二色性 ,  X線結晶解析 ,  円二色性スペクトル

分類 (2件)： 分子構造と性質の実験的研究  (CB01020I) ,  分子の立体配置・配座  (BH05022J)

引用文献 (40件)：

• 原田宣之:機器分析のてびき(2),第2版,第8章「旋光度,旋光分散(ORD),円二色性(CD)」,119-133,化学同人(1996).
• 日本化学会編:「化学の原典」11.有機立体化学,中崎昌雄訳,東京大学出版会(1975).
• L. Rosenfeld:Zeits. f. Physik 52,161(1928):詳しくは次の文献を参照されたい. E.U. Condon: Rev. Modern Phys. 9, 432 (1937).
• W. Kuhn: Trans. Faraday Soc. 26, 293 (1930).
• J. G. Kirkwood: J. Chem. Phys. 5, 479 (1937).

タイトルに関連する用語 (5件)： キラル ,  分子科学 ,  分子 ,  実験 ,  理論