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J-GLOBAL ID：201602205422133621   整理番号：16A0308500

舶用レーダにおける映像としての特徴に基づいたターゲット抽出

Target Extraction Method Based on Features of Marine Radar Imagery

著者 (4件)： 岡本章裕 (海上技術安全研) ,  中田裕一 (神戸大 大学院海事科学研究科) ,  田中直樹 (神戸大 大学院海事科学研究科) ,  廣野康平 (神戸大 大学院海事科学研究科)
資料名： 画像電子学会誌(CD-ROM)  (Journal of the IIEEJ (CD-ROM))
巻： 45  号： 1  ページ： 112-117  発行年： 2016年01月30日 
JST資料番号： S0815B  ISSN： 2186-716X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： レーダ映像から高効率に情報を得る手法として,反射エコーの形状特徴とその動きに基づきターゲットを抽出する方法を提案する。反射エコー強度に基づき抽出する従来法とは異なり,ターゲットは時空間的に安定した孤立領域であるという知識に基づいて抽出を行う。モルフォロジー演算による孤立陰影抽出フィルタ及び領域分割により,荒天時などクラッタ(雑音)が発生しやすい場合や小型船などの反射エコーが弱いターゲットを含む場合にも対応でき,橋梁や防波堤に分断される領域からも抽出が可能となった。人工構造物やクラッタを含むレーダ映像からデータセットを作成し,抽出実験を行った結果,従来法と比べ抽出漏れ・過剰抽出を大幅に軽減する特性が示された。(著者抄録)

シソーラス用語： *追尾レーダ ,  *船舶 ,  抽出 ,  エコー ,  特性 ,  モルフォロジー ,  セグメンテーション ,  アルゴリズム ,  時系列 ,  データ ,  *特徴抽出 ,  時系列データ ,  *画像特徴抽出
準シソーラス用語： 移動物体抽出 ,  形状特徴 ,  平均値シフト法

分類 (2件)： パターン認識  (JE07000S) ,  レーダ  (ND13010H)

引用文献 (11件)：

• 1) 船舶設備規程, 第146条の29(船舶自動識別装置), 第146条の17(航海用レーダー反射器).
• 2) 山下和雄, 若林伸和, 渡邊貴幸:“Class B AISの実用性と普及に関する考察”, 日本航海学会論文集, 第127号, pp.133–140 (2012).
• 3) 広野康平, 井上欣三, 臼井英夫:”レーダ映像に基づいた船舶動静情報の同定と陸上での利用に関する考察“, 日本航海学会論文集, 第111号, pp.235–242 (2004).
• 4) 西崎ちひろ, 今津隼馬, 藤坂貴彦:“レーダ画像処理による船舶映像の抽出に関する研究”, 日本航海学会論文集, 第121号, pp.13–18 (2009).
• 5) C. Nishizaki, Y. Niwa, M. Imasato, H. Motogi : “A Method for Feature Extraction and Classification of Marine Radar Images”, Proc. of 2014 World Automation Congress (2014).

タイトルに関連する用語 (3件)： レーダ ,  映像 ,  ターゲット