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J-GLOBAL ID:201602205464227642   整理番号:16A0186060

ウェブシステムを活用した人口分析 全国の小地域別将来人口推計に関するウェブシステムの開発について

著者 (1件):
資料名:
号: 262  ページ: 2-9  発行年: 2016年01月10日 
JST資料番号: L5366A  ISSN: 1343-5647  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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地理情報システムの急速な普及と人口データの利用環境の向上によって人口分析が容易に行えるようになったが,人口分析の技法に関するノウハウの啓蒙機会は少ない。本論文では,2015年6月に公開した全国の小地域別将来人口推計に関するWebシステムについて述べた。将来人口推計手法のうちコーホート変化率法を採用したが,実効的な小地域別将来人口推計を行うにはコーホート変化率と子ども女性比という2つの人口統計を平滑化する必要がある。そこで,対象となる小地域の周囲の空間情報を利用し,地域人口論における人口ポテンシャルの概念を取り入れた平滑化法を提案した。また,本平滑化法を用いて2000年と2005年の国勢調査における町丁・字別人口から2010年の町丁・字別人口を推計し,実際の2010年国勢調査結果と比較した。その結果,平滑化なし,経験ベイズ法による平滑化,一様平滑化と比べて乖離度がもっとも小さく,本平滑化法の有効性が確かめられた。本システムは,1)ダウンロード(初期)モード,2)高齢化率表示モード,3)人口密度表示モード,4)人口増加率表示モードからなり,それら操作方法を概説した。
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分類 (3件):
分類
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その他の情報処理  ,  計算機システム開発  ,  システム・制御理論一般 
引用文献 (4件):
  • 井上 孝(2014)「小地域人口統計の平滑化に関する新しい手法の開発-小地域別将来人口推計システムの構築に向けて-」(Research Abstracts on Spatial Information Science CSIS DAYS 2014, p.27).
  • 丹後俊郎(1988)「死亡指標の経験的ベイズ推定量について-疾病地図への適用-」(『応用統計学』第17巻、第2号、pp.81-96).
  • Inoue, T. (2014) "A new method of estimating small area demographics using population potential" (Working Paper Series, Institute of Economic Research, Aoyama Gakuin University, 2014-3, pp.1-16).
  • Stewart, J. Q. (1947) "Empirical mathematical rules concerning the distribution and equilibrium of population" (Geographical Review, Vol.37, pp.461-485).

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