抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
エネルギー減少危機を避け,気候変動と戦うための実行可能な道は100%再生可能な全地球的エネルギーミックスを打ち立てることである。しかしながら,全世界の電化経済は,有限の鉱物資源の限界に圧力を加えることなしに電力を12テラワット以上に増大させることはできない。ここでは,12TWの電力と1TWのバイオマス(最終)電力で,現代経済のものと同様なサービスを与えられる将来のポスト炭素経済を支えられるかどうかを分析した。いくつかの悲観的な予測とは異なり,この分析から,主要な経済プロセスを,電気,木炭,バイオガス,水素を用いた持続可能な代替物により置き換えられることがわかった。さらに,置き換えられないサービスは,産業革命前社会に戻るほど重要ではない。たとえそうだとしても,陸上輸送と航空輸送は持続可能な限界にあり,屋外作業が再組織化され,金属一次製造には可能であれば水素還元が用いられ,鉱物製造は益々リサイクルが利用され,石油化学産業は,2012年の石油化学部門の40%~43%の規模,すなわち,同部門が1985年~1986年において持っていたものと同等の規模まで縮小し,農業は持続可能であるために有機農法が必要とされる。(翻訳著者抄録)