抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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平成24年10月に愛媛県内の養殖業者から購入し,県水産研究センターで養成した韓国産メバル(クロメバル)を用いて,成熟状況調査,採仔試験,種苗生産試験,稚魚飼育試験を行った。1)成熟状況調査:25年4月から測定を開始した結果,雌は10月から,雄は9月から成熟が始まっていることが明らかとなった。2)採仔試験:SAI試験は親魚20尾(養殖自然産仔:10尾,養殖搾出:7尾,天然自然産仔:1尾,天然搾出:2尾)から得られた仔魚で行った。養殖親魚の産出仔魚の平均全長は自然産仔が6.03mm,搾出が5.63mmで有意な差が認められた(p<0.01)。3)種苗生産試験:水温別試験で,メバルの種苗生産において成長が最大となる水温は16~18°Cであることが明らかとなったが,生残率は14°Cで高い傾向が見られたことから,適水温は16°Cよりも低い可能性が示唆された。餌料系列試験で,生残と成長を向上させるためには,アルテミアの給餌が効果的であることが明らかとなった。その他,4)稚魚飼育試験の結果について述べた。