抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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エネルギー基本計画(2014年7月)に基づく3E+Sを基本的な考え方とするエネルギー政策において,コージェネレーションの活用は重要なエネルギー政策と謳われている。ガスエンジンは発電効率が高く幅広い出力ラインアップを有し,更に起動停止が容易で負荷追従性も優れてるなど運用の自由度も高いため,現在のコージェネレーション普及拡大の中心的役割を担っている。燃焼最適化・高出力化によって飛躍的に高効率化が進み,2015年現在では50%に迫るものも見えてきた。大幅な効率向上を実現した技術的な特徴としては,燃料供給インジェクタや燃焼圧力センサといった電子デバイスの適用が挙げられる。燃料供給インジェクタは,気筒毎の燃料供給量・タイミングを制御することを可能とする。燃焼圧センサは,毎サイクルの燃焼圧力を直接測定するもので,各気筒の燃焼状態をリアルタイムに検知し最適な燃焼状態に制御することを可能とした。先進技術の適用がコスト的に困難であった中小型エンジンにおいても,着火性を鋼以上させる点火プラグや,気筒内温度をダイレクトにセンシングすることによる気筒別燃焼制御等,安価で燃焼性・制御性を向上させる技術が開発され,性能向上を実現している。