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J-GLOBAL ID：201602205710151189   整理番号：16A0022286

ディーゼル排気粒子とその抽出物に対するヒト肺のモデル細胞の並行する毒性応答のために改造された毒物学スイート

A Toxicology Suite Adapted for Comparing Parallel Toxicity Responses of Model Human Lung Cells to Diesel Exhaust Particles and Their Extracts

著者 (5件)： TURNER Jane (Univ. Colorado, Colorado, USA) ,  HERNANDEZ Mark (Univ. Colorado, Colorado, USA) ,  SNAWDER John E. (National Inst. for Occupational Safety and Health, Ohio, USA) ,  HANDOREAN Alina (Univ. Colorado, Colorado, USA) ,  MCCABE Kevin M. (Columbia Gorge Community Coll., Oregon, USA)
資料名： Aerosol Science and Technology  (Aerosol Science and Technology)
巻： 49  号： 7-9  ページ： 599-610  発行年： 2015年09月 
JST資料番号： H0030B  ISSN： 0278-6826  CODEN： ASTYDQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 空気で運ばれる粒子状物質(PM)は重篤な心血管疾患と肺疾患,の原因物質であり,アレルギー,喘息,呼吸器感染症の悪化物質と考えられている。空気で運ばれるディーゼル排気粒子(DEP)は多環芳香族炭化水素(PAH),半揮発性と揮発性有機化合物(PAH),金属で構成されている。PMが及ぼす有害な健康影響のメカニズムを理解するために,試験管内の研究を支援するロバストな方法が必要である。本研究は空気で運ばれる汚染物質の先進的な試験管内のスクリーニング法の開発のためのテンプレートを提供した。論文ではDEP,DEP抽出物,対照のための標準参照物質(SRM),細胞培養,アポトーシス様細胞毒性と壊死細胞毒性,細胞周期解析,p53蛋白質蓄積,活性酸素種,フローサイトメトリー解析,統計解析の各項目について述べた。なお使用した細胞はモデルの2種類のヒト肺胞基底上皮腺癌細胞A549(上皮ならびに未熟なマクロファージ)であった。実験ではDEPならびにDEP抽出体の曝露量に対する生存細胞,細胞死,細胞壊死の率,p53の蓄積,活性酸素種の蓄積を測定し,以下の結論を得た。本研究は主要な毒物学的状態を観察し,毒物学者に今後の研究に関連する情報を提供するマトリクスを創出する目的で,古典的な生化学的アッセイがどのように影響を与え,共通の基盤間で比較できるかについて実証した。実証としてDEPへ適用したが,本スクリーニング法はバイオエアロゾルに限定されることなしに,他のエアロゾル粒子ならびに大気汚染に関連するPM混合物の相乗効果の可能性の研究に拡大可能である。

シソーラス用語： *排ガス ,  ディーゼル機関 ,  *毒性試験 ,  肺 ,  細胞 ,  浮遊粒子状物質 ,  肺疾患 ,  心血管疾患 ,  芳香族縮合炭化水素 ,  揮発性有機化合物 ,  汚染物質 ,  細胞周期 ,  上皮細胞 ,  マクロファージ ,  スクリーニング ,  エアロゾル ,  大気汚染
準シソーラス用語： ディーゼル排ガス ,  健康影響 ,  多環芳香族炭化水素

分類 (3件)： 粒状物調査測定  (SB03060E) ,  健康被害  (SB03070P) ,  有機化合物の毒性  (GZ02030Y)

タイトルに関連する用語 (11件)： ディーゼル排気粒子 ,  抽出物 ,  ヒト ,  肺 ,  モデル ,  細胞 ,  並行 ,  毒性 ,  応答 ,  改造 ,  毒物学