文献
J-GLOBAL ID:201602205874247055   整理番号:16A0241761

蛋白質分解によるウイルス外側カプシド蛋白質の解体は,レオウイルス感受性ならびに抵抗性腫瘍細胞の両者で,レオウイルスが介在するI型インターフェロンの誘導に重要である

Proteolytic Disassembly of Viral Outer Capsid Proteins Is Crucial for Reovirus-Mediated Type-I Interferon Induction in Both Reovirus-Susceptible and Reovirus-Refractory Tumor Cells
著者 (6件):
資料名:
巻: 2015  号: Virology  ページ: 468457 (WEB ONLY)  発行年: 2015年 
JST資料番号: U7008A  ISSN: 2314-6133  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
腫瘍退縮性レオウイルスは,in vivoで用いたときにレオウイルスの抗腫瘍作用に寄与する自然免疫応答を誘導する。レオウイルスによって誘発される自然免疫応答は,免疫細胞やマウス胚線維芽細胞では比較的良く調べられているが,ヒト腫瘍細胞におけるそのメカニズムやプロファイルについての理解は十分ではない。特に,レオウイルス感受性と抵抗性の腫瘍細胞間における自然免疫応答の違いについては,レオウイルスの細胞内輸送に違いがあるという知見を除けば,未解明なままである。本研究では,レオウイルス感受性と抵抗性の腫瘍細胞において,インターフェロン(IFN)-βやアポトーシス促進遺伝子Noxaの,レオウイルスによるアップレギュレーションについて調べた。いずれのタイプの腫瘍細胞でも,レオウイルスはIFN-βプロモーター刺激因子-1(IPS-1)シグナル伝達を介して,IFN-βとNoxaの発現を有意に誘導した。レオウイルス外側カプシド蛋白質の解体と細胞質への逃避に重要な酵素,カテプシンBやLを阻害すると,レオウイルス感受性細胞だけでなく,抵抗性腫瘍細胞においても,レオウイルスによるIFN-βとNoxaの発現アップレギュレーションが顕著に抑制された。これらの知見は,レオウイルス感受性ならびに抵抗性腫瘍細胞の両方で,カテプシンによる外側カプシド蛋白質の解体ならびに細胞質への逃避が,レオウイルスが誘導する自然免疫に重要であることを示している。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
ウイルスの生理一般  ,  腫ようの化学・生化学・病理学 

前のページに戻る