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J-GLOBAL ID：201602206007130770   整理番号：16A0334533

ヒートポンプと重油式暖房機による温室冷暖房用ハイブリッドシステムの開発とバラ栽培への応用

著者 (1件)： 佐藤展之 (静岡県農林技研)
資料名： 静岡県農林技術研究所特別報告  (Technical Bulletin of the Shizuoka Research Institute of Agriculture and Forestry)
号： 6  ページ： SATO,1(1)-1(2),1-53  発行年： 2016年03月24日 
JST資料番号： J0882B  ISSN： 1883-3667  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本報告では,実際の営利栽培条件下でヒートポンプと石油燃焼式温風暖房で構成されるハイブリッドシステムを用いて,2009年6月から1年間,高温性作物であるバラにおける暖房費削減の検討とバラの栽培収量,品質比較を行った。その結果,ハイブリッドシステムは慣行の重油式暖房機と比べ,投入エネルギーは46%削減でき,夏季夜間冷房用を加えると年間冷暖房費は24%削減できた。また,バラ養液栽培における夏季夜間冷房時の温室内水分動態とバラの蒸散量に及ぼす影響について検討した。夜間冷房により気温,相対湿度,絶対湿度は対照より低く,飽差は高く推移し,バラの夜間蒸散量は除湿量の約76から80%に相当することがわかった。ハイブリッドシステムは,慣行栽培法に比べ,大幅に冷暖房費を削減できることを実証した。さらに,夜間冷房,冷房除湿が可能になったことで,品質が劣化する夏季におけるバラの品質向上,収量改善をもたらすことがわかった。

シソーラス用語： *ヒートポンプ ,  暖房装置 ,  *温室栽培 ,  温室 ,  ハイブリッド系 ,  *バラ ,  栽培管理 ,  空気調和 ,  *作物収量 ,  *品質 ,  冷房 ,  養液栽培 ,  水分 ,  蒸散 ,  除湿 ,  相対湿度
準シソーラス用語： *ハイブリッドシステム ,  栽培条件 ,  *重油暖房機 ,  *水分動態 ,  飽差 ,  夜間冷房 ,  *冷暖房

分類 (4件)： 作物栽培施設  (FB03040V) ,  花き・花木  (FC03044O) ,  植物に対する影響  (EE04030Z) ,  植物生理学一般  (EH02010Y)

タイトルに関連する用語 (10件)： ヒートポンプ ,  重油 ,  暖房機 ,  温室 ,  冷暖房 ,  ハイブリッドシステム ,  開発 ,  バラ ,  栽培 ,  応用