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J-GLOBAL ID：201602206230657577   整理番号：16A0147142

μSRで調べたT’構造銅酸化物中の特殊なスピン密度分布

Special Spin Density Distribution in T’-sturctured Cuprate Oxides Studied by μSR

著者 (5件)： FUJITA M. (Tohoku Univ.) ,  TSUTSUMI K. (Tohoku Univ.) ,  SATO K. (Tohoku Univ.) ,  MIYAZAKI M. (High Energy Accelerator Res. Organization (KEK-IMSS)) ,  KADONO R. (High Energy Accelerator Res. Organization (KEK-IMSS))
資料名： KEK Progress Report (Web)  (KEK Progress Report (Web))
号： 2015-4  ページ： 50-51 (WEB ONLY)  発行年： 2015年11月 
JST資料番号： U0583A  ISSN： 1344-6320  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 電子ドープした銅酸化物型超電導体における超電導発現のためには希土類元素をカチオン置換するか酸素還元のいずれかの手法をとる。しかしこれらの手法がスピン相関にどのように作用するかは明らかでない。Pr_1.40-xLa_0.60Ce_xCuO_4-yについてμSRで静的なスピン相関を調べた。その際導いたμ粒子スピン位置での磁場の値は計算値とよく一致したので,さらに計算の有効性を確認する目的で同じ試料の横磁場μSRとゼロ磁場でのEuCuO₄を測った。スピンは原子位置にあるとするのは間違いではないが,第一原理計算とμSRの結果の組み合わせは配位混合軌道の寄与を明らかにしている。その例示として,あるデータには二つの縦緩和するスピンの静止位置が二か所となるケースがあった。

シソーラス用語： *μSR ,  *銅酸化物超伝導体 ,  *スピン密度 ,  *スピン相関 ,  *プラセオジム化合物 ,  *ランタン化合物 ,  *セリウム化合物 ,  *ユウロピウム化合物 ,  計算 ,  *配位混合 ,  第一原理 ,  スピン-格子緩和
準シソーラス用語： 第一原理計算 ,  縦緩和

分類 (1件)： 酸化物系超伝導体の物性  (BM04023I)

引用文献 (2件)：

• Y. Tokura et al., Nature 337 (1989) 345-347, H. Takagi et al., Phys. Rev. Lett. 62 (1989) 1197-1200.
• M. Matsuda et al., Phys. Rev. B 42 (1990) 10098(1-10).

タイトルに関連する用語 (4件)： μSR ,  銅酸化物 ,  スピン ,  密度分布