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J-GLOBAL ID：201602206465614409   整理番号：16A0017018

リン循環に沿った損失と利用効率 パート2: 効率の概念の理解

Losses and use efficiencies along the phosphorus cycle - Part 2: Understanding the concept of efficiency

著者 (4件)： SCHOLZ Roland W. (Fraunhofer Inst. for Interface Engineering and Biotechnology, Stuttgart, DEU) ,  SCHOLZ Roland W. (Univ. of Zurich, Dep. of Psychology, CHE) ,  SCHOLZ Roland W. (Formerly Bundesanstalt fuer Geowissenschaften und Rohstoffe, Hannover, DEU) ,  WELLMER Friedrich-Wilhelm (Formerly Bundesanstalt fuer Geowissenschaften und Rohstoffe, Hannover, DEU)
資料名： Resources, Conservation and Recycling  (Resources, Conservation and Recycling)
巻： 105  号： PB  ページ： 259-274  発行年： 2015年12月 
JST資料番号： C0817C  ISSN： 0921-3449  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本稿のパート1では資源の損失と効率が入出力経済学観点から生産プロセス評価に適用される非常に類似した概念であることを示した。両概念共期待される出力を得るために必要な入力量(経費,原料,労働など)削減を達成する方法として有用である。しかし,決定-理論的観点からは,両概念は二次的である。それらは達成目標,製品,又はサービス,すなわち効率,及び有形システム上の全体的影響,すなわち有効性(全体的有用性として考慮する)の下に位置し,行動と決定においては非常に重要である。パート2では効率を詳述する。持続可能な資源利用のためのターゲット変数として,有効性や弾力性のような全体的な目的(一種の全有用性)を必要とすることを示す。効率,特定の量及び/又は質の成果や製品を得るためにどの程度の投資が必要かを評価する評価関数である。有効性は有意義で満足のいく全体的結果(特定の視点/関心や全体的目的に関して)を達成するための行動,意思決定,又は技術的能力として考える。更に,有効性と効率性の間の誤解されている関係に光を当てる。物質的/技術的及び経済的効率性は,2つの変数の分数,すなわち入力と出力間の比として定義できる。ノミネーター(すなわち出力)は,通常効率として考えられるものである。P(及び多くの有機系)の農業利用には物質-生物物理学的出力が入力に直線的には関連しないが,マージナルディミニッシングリターン則(スループット増加による効率増加というテイラー理論とは対照的)に直面する。このように,非現実的期待や誤解が発生する場合がある。地球規模P栄養の利用効率を30%,収率成果を30%向上させるという目的が次の数十年で不可能である理由を,有効性と効率間の対立関係と異なる国や地域での多様なオプションを例に論じ,理論とデータベースの論拠で実証する。最後に,リン管理の評価がどのような点で持続可能と考えられるか,また,どのようなリバウンド効果を抑えることができるかを明らかにする。これは,システムの境界,評価の視点,及び有効性,効率,効果の文脈で説明される要因の議論によって考察する。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： 意思決定 ,  資源管理 ,  *地球化学的循環 ,  *リン ,  効率 ,  燐鉱床 ,  生産プロセス ,  プロセス制御 ,  採掘 ,  *鉱物資源 ,  経済効果
準シソーラス用語： *リン資源 ,  *リン循環 ,  利用効率

分類 (2件)： 鉱山,鉱物資源及びエネルギー資源一般  (UA01070A) ,  岩石圏の地球化学一般  (DD01041C)

タイトルに関連する用語 (6件)： リン循環 ,  損失 ,  利用効率 ,  パート ,  概念 ,  理解