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J-GLOBAL ID：201602206491468631   整理番号：16A0241916

天然化合物は低酸素性腫瘍微小環境において解糖を調節する

Natural Compounds Regulate Glycolysis in Hypoxic Tumor Microenvironment

著者 (2件)： GAO Jian-Li (Zhejiang Chinese Medical Univ., Zhejiang, CHN) ,  CHEN Ying-Ge (Zhejiang Chinese Medical Univ., Zhejiang, CHN)
資料名： BioMed Research International (Web)  (BioMed Research International (Web))
巻： 2015  号： Pharmacology  ページ： 354143 (WEB ONLY)  発行年： 2015年 
JST資料番号： U7008A  ISSN： 2314-6133  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 20世紀初頭,Otto Heinrich Warburgは,大気酸素下においてさえも(Warburg効果)。癌細胞における解糖速度の増加を述べた。近年,それは治療的に興味深い戦略になっており,癌の新たなホールマークとされている。低酸素誘導因子-1(HIF1)は,腫瘍解糖系において主要な役割を果たし,Warburg効果の直接的トリガーとなる転写因子の1つである。従って,癌治療の一助となるHIF-1依存的Warburg効果の阻害法は,癌研究における重要な課題となっている。実際,HIF1はグルコース輸送体(GLUT)をアップレギュレートし,ヘキソキナーゼ,ピルビン酸キナーゼ,および乳酸デヒドロゲナーゼなどの解糖系酵素の発現を誘導する。従って,GLUT,ヘキソキナーゼ,あるいはピルビン酸キナーゼアイソフォームM2阻害剤などの天然起源低分子は,癌治療分野にお主要武器となる。これら化合物は,細胞エネルギー代謝を抑制し,放射線および化学療法に対する腫瘍細胞感受性を増強するための,腫瘍低酸素誘導性解糖プロセス抑制を目的とする。本総説において,低酸素腫瘍微小環境下の解糖に主に注目し,腫瘍解糖系の調節における天然化合物の役割について焦点を当てる。

シソーラス用語： 化合物 ,  *薬用植物 ,  *抗腫瘍作用 ,  細胞生理 ,  酸素欠乏 ,  *転写因子 ,  *解糖系 ,  代謝調節 ,  *分子標的治療薬 ,  グルコース輸送体 ,  ヘキソキナーゼ ,  ピルビン酸キナーゼ ,  乳酸デヒドロゲナーゼ ,  酵素抑制
準シソーラス用語： *HIF1 ,  Warburg効果 ,  腫瘍微小環境 ,  天然化合物

分類 (2件)： 生薬の薬理の基礎研究  (GX06020J) ,  腫ようの化学・生化学・病理学  (GE02030N)

タイトルに関連する用語 (5件)： 天然化合物 ,  低酸素 ,  腫瘍微小環境 ,  解糖 ,  調節