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J-GLOBAL ID:201602206510813922   整理番号:16A0107502

C57BL/6JマウスでのN-アセチルシステインによるグリア細胞の標的化は脳グルタミン酸と神経発達障害関連行動を変化させる

Targeting Glia with N-Acetylcysteine Modulates Brain Glutamate and Behaviors Relevant to Neurodevelopmental Disorders in C57BL/6J Mice
著者 (11件):
資料名:
巻: 2015  号: Dec  ページ: WEB ONLY  発行年: 2015年12月 
JST資料番号: U7035A  ISSN: 1662-5153  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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興奮性(E)グルタミン酸伝達と抑制性(I)GABA伝達との間の不均衡が,自閉症スペクトラム(ASD)および統合失調症などの神経発達状態の基盤を成す可能性がある。これはシナプス遺伝子群の変化により直接的である可能性があるが,グリア細胞メカニズムによるE/I平衡の間接的調節の重要性に関する証拠が増えてきている。本稿で著者らは,線条体のグルタミン酸濃度が,グリア細胞のシステイン-グルタミン酸逆輸送体で作用するN-アセチルシステイン(NAC)により変化させられるという仮説を調べるために,C57BL/6Jマウスを用いた。線条体のグルタミン酸が,陽子磁気共鳴分光法を用いてin vivoで定量化された。ASDに関連した行動に対するNACの効果は,別の集団で調べられた。NACは線条体グルタミン酸の時間依存性低下を誘導し,これはASDで報告された低い線条体グルタミン酸の知見を再現した。NAC処置マウスはオープンフィールド試験において有意に少ない活動性とより多い不安を呈し,NAC処置メスマウスは有意に低下した驚愕反応のプレパルス抑制を有していた。これは,神経発達障害で報告された大きな不安と障害された感覚運動ゲーティングの,少なくとも一部を模倣する。それゆえ,グリア細胞メカニズムはグルタミン酸を急性に制御し,そして成年期まで続く機能的転帰を有する。グリア細胞は,生涯に渡る神経発達障害に対する新しい治療法開発のための有望な薬剤ターゲットとなる可能性がある。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
中枢神経系  ,  その他の中枢神経系作用薬の基礎研究 

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