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J-GLOBAL ID:201602206644709722   整理番号:16A0092065

嫌気性真菌Orpinomyces sp.strain C1Aによるリグノセルロースバイオマス分解のトランスクリプトミクス分析

Transcriptomic analysis of lignocellulosic biomass degradation by the anaerobic fungal isolate Orpinomyces sp. strain C1A
著者 (6件):
資料名:
巻:号: Dec  ページ: 8:208 (WEB ONLY)  発行年: 2015年12月 
JST資料番号: U7022A  ISSN: 1754-6834  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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草食動物の瘤胃および消化器に生息する嫌気性真菌は摂取した植物バイオマス消化に重要な役割を果す。嫌気性真菌Orpinomyces sp.strain C1Aはバイオマスを効率的に分解し,様々な種類のリグノセルロースバイオマスのセルロースおよびヘミセルロース画分を同時に糖化・発酵することができる。嫌気性真菌のバイオマス脱構築の機構的,調節的基盤を理解するために,C1Aを4種類のリグノセルロースバイオマス(アルファルファ,エネルギーケーン,トウモロコシ茎葉,モロコシ)vs可溶性単糖類(グルコース)で培養し,そのトランスクリプトミクスプロフィルを分析した。その結果,46820万(70.2Gb)のデータを,27506の転写産物に集約した。CAZyme転写産物は385,246,44の転写産物を含み,これらはそれぞれ44,13,8のグリコシドヒドロラーゼ(GH),炭水化物エステラーゼ,多糖類リアーゼに属した。CAZyme転写産物パターンから,C1Aは構造的に高濃度のベースラインCAZyme転写産物をグルコースに転写することが分かった。リグノセルロースバイオマス基質での増殖によりいくつかのGHファミリー(高度転写GH1β-グルコシダーゼ,GH6セロビおヒドロラーゼ,GH9エンドグルカナーゼ)の転写レベルが有意に増加したが,ほとんどのCAZymeファミリーの転写レベルはグルコースvsリグノセルロースバイオマス培地で有意な変化は示さなかった。また,C1Aは機構や構造の異なるセルロースおよびヘミセルロースを糖化する複数の機能的冗長酵素を同時に転写した。転写産物を含有する真菌ドックリン分析の結果,嫌気性真菌セルロソームは植物繊維を単糖類に変換する触媒ユニットであることが強く示唆された。これらの結果から,C1Aは構造的に転写されたセルロソーム結合性および遊離酵素を同時に働かせることにより迅速,効率的にバイオマス分解を行うことが分かった。このような無差別な方法や草食動物の腸内での機能的役割は嫌気性真菌の進化の過程で獲得されたことを示した。(翻訳著者抄録)
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分類 (4件):
分類
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酵素生理  ,  腸  ,  遺伝子発現  ,  生物燃料及び廃棄物燃料 
物質索引 (1件):
物質索引
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