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J-GLOBAL ID:201602206664053300   整理番号:16A0154009

hCLOCKはRhoキナーゼが仲介する内皮機能不全とNF-κBが仲介する炎症反応を引き起こす

hCLOCK Causes Rho-Kinase-Mediated Endothelial Dysfunction and NF-κB-Mediated Inflammatory Responses
著者 (9件):
資料名:
巻: 2015  ページ: 671839 (WEB ONLY)  発行年: 2015年 
JST資料番号: U7012A  ISSN: 1942-0900  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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背景:ヒト概日運動器出力サイクル蛋白質Kaput(CLOCK)遺伝子は最初,ヒトの生活リズムの調節因子として発見された。この一見したところ無害の遺伝子はその後,いくつかの生化学的経路を介してヒトにおける数多くの悪性腫瘍と関連することが分かった。筆者らは生化学的レベルで低酸素-酸化ストレス反応系におけるhCLOCKの役割を調べることを目的とした。方法:通常酸素と低酸素状態でのRho GTPアーゼの発現レベルが測定された。低酸素反応に対するhCLOCKの作用はレトロウイルスshRNAベクターシステム,Rho阻害剤およびROSスカベンジャーを用いて,hCLOCK,Rho GTPアーゼおよびNF-κB経路のエフェクターの発現レベルを調べることによって評価された。最後に,HUVECによるin vitroでのROS産生と管構造形成が評価された。結果:低酸素はhCLOCKを介してROS産生を誘導する。hCLOCKはRhoAとNF-κBシグナル伝達経路を活性化する。逆に,hCLOCKの阻害はこれらの経路を不活性化する。さらに,RhoAの阻害あるいはROSレベルの低下はこれらの経路を弱めるが,RhoAの阻害はROSレベルの低下をもたらさない。全体的な研究成果は,低酸素はhCLOCKの発現を増大することでROS産生をもたらし,次にRhoAとNF-κB経路を活性化することを示した。結論:筆者らの研究成果は,低酸素状態はhCLOCKによるROS産生と,それに続くRhoAとNF-κB経路の活性化を介して血管の酸化的損傷と炎症を誘発することを示唆する。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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細胞生理一般  ,  遺伝子発現 
タイトルに関連する用語 (4件):
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