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J-GLOBAL ID：201602206740942829   整理番号：16A0154765

精密ポリオレフィン中の枝-誘導不均一鎖運動

Branch-Induced Heterogeneous Chain Motion in Precision Polyolefins

著者 (4件)： DA SILVA Lucas Caire (Univ. Florida, Florida, USA) ,  GRAF Robert (Max Planck Inst. for Polymer Res., Mainz, DEU) ,  BOWERS Clifford R. (Univ. Florida, Florida, USA) ,  WAGENER Kenneth B. (Univ. Florida, Florida, USA)
資料名： Macromolecules  (Macromolecules)
巻： 48  号： 24  ページ： 8858-8866  発行年： 2015年12月22日 
JST資料番号： B0952A  ISSN： 0024-9297  CODEN： MAMOBX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： メチル分枝を持つポリエチレン(PE)の主鎖運動に対する分枝由来構造欠陥の効果を明らかにするために,非環状ジエンメタセシス重合により合成した,メチル分枝の頻度と分布が明確なモデルPEの主鎖分子運動を固体NMRにより解析した。PE主鎖に沿って15番目の炭素毎および21番目の炭素毎にメチル分枝を導入し,さらに分枝点に対してα位または2隣接分枝の間の中間位置に重水素を導入したモデルPE(平均分子量約60~101kg/mol;多分散度1.6~2.6)を合成し,固体¹³Cおよび²H NMRのスペクトル線形とスピン-格子緩和時間を測定した。スピン-格子緩和時間からLarmor周波数(磁場強度7Tにて測定した¹³C核で75MHz,11.74Tにて測定した²H核で76.8MHz)付近の運動の情報を,²H四極子エコー線形から四極子結合定数(120kHz)により決まるより遅い運動についての情報が得られる。温度依存²H NMRスペクトルの線形解析によれば,固体状態での鎖運動振幅の分布は結晶相では均一,束縛が低い非晶質相では不均一であることが分かった。PE鎖に沿う種々の位置での¹³Cおよび²Hスピン-格子緩和時間を,結晶相に導入した分枝の関数としてのセグメント運動により説明した。

シソーラス用語： *ポリオレフィン ,  重合 ,  *分子運動 ,  枝分れ ,  *分枝重合体 ,  ポリエチレン ,  分子鎖 ,  格子欠陥 ,  構造 ,  メタセシス重合 ,  モデル ,  重水素 ,  *NMR【磁気共鳴】 ,  炭素13NMR ,  重水素NMR ,  スピン-格子緩和 ,  温度依存性 ,  固相 ,  非晶質 ,  分布
準シソーラス用語： 精密重合 ,  分枝 ,  *分枝高分子 ,  主鎖 ,  構造欠陥 ,  *固体NMR ,  C13NMR ,  核スピン-格子緩和 ,  温度依存 ,  結晶相 ,  非晶質状態 ,  振幅分布

分類 (4件)： 高分子固体の構造と形態学  (CG02022M) ,  高分子固体の物理的性質  (CG02024U) ,  高分子のスペクトル  (CG02033O) ,  有機化合物の磁気共鳴スペクトル(分子)  (BH06073K)

タイトルに関連する用語 (5件)： ポリオレフィン ,  枝 ,  誘導 ,  不均一 ,  運動