抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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[背景]ビニング環境ショットガンリードは,メタゲノム研究において最も基礎的なタスクの1つであり,それにおいて異なる種あるいは操作的分類単位(OTU)からの混合リードは,異なるグループに分離される。数十のビニング法が利用できる一方で,改善の余地がいまだある。[結果]推測されたOTUのリードおよびMarkov性におけるk-mer頻度を考慮することによって,クラスター環境ショットガンリードに対する,MBBC(クラスタリングに基づくメタゲノムビニング)と呼ばれる新規分類学非依存的アプローチを開発した。12個のシミュレートされたデータセット上で試されたとき,MBBCはリード内にエラーがあるかどうかと関係なく,種数,ゲノムサイズ,および各種の相対量を確実に評価した。複数実験データセット上で試されたとき,MBBCは,種数,ゲノムサイズ,および正確にアサインされたリードの割合に関して,他のメトリクスの中で2つの最新式の分類学非依存的方法よりも優れていた。[結論]クラスタリングに基いてメタゲノムリードをビニングするための新規方法を開発した。本方法が,単純なデータセットにおいて,種数,ゲノムサイズ,相対種量,およびk-merを確実に予測することを証明する。本方法はリードビニングにおいても高い精度を示す。MBBCソフトウェアは,http://eecs.ucf.edu/~xiaoman/MBBC/MBBC.htmlにて自由に利用できる。(翻訳著者抄録)