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J-GLOBAL ID:201602206896863686   整理番号:16A0022201

エボジアミンはHCT-116ヒト結腸直腸癌細胞のアポトーシスを誘導して移動を阻害する

Evodiamine Induces Apoptosis and Inhibits Migration of HCT-116 Human Colorectal Cancer Cells
著者 (7件):
資料名:
巻: 16  号: 11  ページ: 27411-27421 (WEB ONLY)  発行年: 2015年11月 
JST資料番号: U7038A  ISSN: 1422-0067  CODEN: IJMCFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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エボジアミン(EVO)は強い抗癌効果を示す。しかし,ヒト結腸直腸癌細胞株HCT-116に対するEVOの効果は詳細には検討されておらず,その基礎となる分子機構は不明である。本研究では細胞生存性を細胞計数キット-8(CCK-8)で評価した。細胞周期とアポトーシスをフローサイトメトリーで測定し,核の形態変化を蛍光顕微鏡とHoechst染色で解析した。細胞運動性をTranswellアッセイで検出した。ELISAを,細胞上清中のオートクリン運動性因子(AMF)の蛋白質濃度を評価するために使用し,蛋白質発現をウェスタンブロット法で測定した。本結果は,EVOがHCT-116細胞の増殖を阻害し,S期とG2/M期における細胞の蓄積を発生させ,AMFの分泌型の濃度を低下させることを示した。腫瘍抑制蛋白質(p53),Bcl-2関連X蛋白質(Bax),B細胞CLL/リンパ腫2(Bcl-2),ホスホグルコースイソメラーゼ(PGI),りん酸化シグナル伝達兼転写活性化因子3(p-STAT3)とマトリックスメタロプロテイナーゼ3(MMP3)の蛋白質濃度はEVO処理細胞で変化していた。まとめると,本結果は,EVOが,HCT-116ヒト結腸直腸癌細胞の移動を阻害するために,PGIのダウンレギュレーションを介して,JAK2/STAT3経路の不活性化により,アポトーシスを誘導して,MMP3発現をダウンレギュレートするように,p53シグナル伝達経路の活性を調節することを示唆する。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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抗腫よう薬の基礎研究 
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