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J-GLOBAL ID：201602207000456579   整理番号：16A0204501

腹膜透析における腹膜腔ホメオスタシスのマイクロRNA調節

microRNA Regulation of Peritoneal Cavity Homeostasis in Peritoneal Dialysis

著者 (3件)： LOPEZ-ANTON Melisa (Cardiff Univ., Cardiff, GBR) ,  BOWEN Timothy (Cardiff Univ., Cardiff, GBR) ,  JENKINS Robert H. (Cardiff Univ., Cardiff, GBR)
資料名： BioMed Research International (Web)  (BioMed Research International (Web))
巻： 2015  号： Nephrology  ページ： 929806 (WEB ONLY)  発行年： 2015年 
JST資料番号： U7008A  ISSN： 2314-6133  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 腹腔ホメオスタシスと腹膜機能の維持は,長期の腹膜透析(PD)治療のために極めて重要である。いくつかのマイクロRNA(miRNA)は,PD損傷につながる腹膜の変化を誘導する重要な分子経路の調節に関与する。miRNAはヒトゲノムにおいて蛋白質コード遺伝子の多数の発現を調節し,そのために細胞ホメオスタシスに関与する多くの生化学的経路に影響を与える。本レビューでは,長期に及ぶPD治療における腹膜miRNA発現の変化に対する証拠に重点を置いて,miRNAおよびPD治療に対して公開された調査結果を報告する。最近の研究は,PD治療過程を通してPD排液(PDE)由来の細胞はmiRNAの発現を変化し,これが腹腔ホメオスタシスや腹膜機能の損失に寄与していることを示す。miRNA発現プロファイルの変化は,PD治療における腹腔ホメオスタシスに対して潜在的に多大な影響を生じる,重要な分子経路の調節を変える。しかし,最近の研究は少ない患者由来の試料から文献に基づき結論を引き出すために,miRNA候補を用いた方法を主に採用した。そのため,PD治療におけるmiRNA発現の研究は,基本的な腹膜細胞のホメオスタシスとPD損傷に関与するメカニズムを解明する有望な分野の研究である。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *腹膜透析 ,  腹腔 ,  ホメオスタシス ,  *アンチセンスRNA ,  透析液 ,  遺伝子発現 ,  TGFβ ,  線維症 ,  腹膜疾患 ,  バイオマーカー ,  中皮細胞
準シソーラス用語： 腹膜腔 ,  *miRNA ,  腹膜透析排液 ,  腹膜線維症 ,  腹膜中皮細胞

分類 (2件)： 泌尿生殖器の基礎医学  (GM01020T) ,  遺伝子発現  (EC02040Q)

タイトルに関連する用語 (5件)： 腹膜透析 ,  腹膜腔 ,  ホメオスタシス ,  マイクロRNA ,  調節