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J-GLOBAL ID:201602207258086962   整理番号:16A0299483

北極大気境界層における臭素化学のNOx依存性

The NOx dependence of bromine chemistry in the Arctic atmospheric boundary layer
著者 (32件):
資料名:
巻: 15  号: 18  ページ: 10799-10809 (WEB ONLY)  発行年: 2015年09月 
JST資料番号: U7039A  ISSN: 1680-7316  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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北極境界層の酸化窒素(NOx=NO2+NO)は,太陽照射された積雪で天然に生成し,放出され,遠隔地のバックグラウン表面大気中で10~100pptvである。これらの酸化窒素は,ハロゲンやHOx(OH+HO2)などの反応性ラジカルの分配と循環に大きく影響する。しかし,北極の気相ハロゲン化学に対する局所の人間活動由来NOx排出の影響はほとんど分かっていないが,この排出が大気NOxと局所の化学に大きな変化を誘発することから重要である。本研究では,0次元光化学反応モデルを北極でのユニークな春のハロゲンとHOxの化学へのNOx影響を調べるために用いた。アラスカ州Barrowでの2009年OASIS(Ocean-Atmosphere-Sea Ice-Snowpack)フィールドキャンペーンで得た微量ガス測定結果を多くのモデル入力を制約するために用いた。高いNOxが,HNO3,HO2NO2,ペルオキシアセチルナイトレート(PAN),BrNO2,ClNO2を含む様々なレザボアの化学種の生成とBrO,HOBrの低下により,気相ハロゲンラジカルによるオゾン減少をかなり抑えることを見出した。人間活動由来NOxによるBrOの効率的除去は,2012 Bromine,Ozone,and Mercury Experiment(BROMEX)において,アラスカ州Prudhoe湾近くで行われた測定で直接観測された。したがって,気候変動に起因する積雪した海氷の変化は,オゾンとHgの減少に利用できるハロゲン分子を変化させるが,極大気化学に対する気候変動影響の予測は複雑であり,人間活動由来燃焼による発生の分布と強度の変化の同時影響を考慮する必要がある。石油とガスの採取及び船舶活動が増すことで,NOx放出が増加すると予想されている北極で,このことは特に重要である。(翻訳著者抄録)
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対流圏・成層圏の地球化学 
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