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J-GLOBAL ID：201602207515263889   整理番号：16A0172661

異なる土壌で生育したハクサイ中のカドミウム生物学的利用能のin vitro評価とヒトの健康に対するその毒性効果

In Vitro Assessment of Cadmium Bioavailability in Chinese Cabbage Grown on Different Soils and Its Toxic Effects on Human Health

著者 (7件)： AZIZ Rukhsanda (Zhejiang Univ., Hangzhou, CHN) ,  RAFIQ Muhammad Tariq (Zhejiang Univ., Hangzhou, CHN) ,  RAFIQ Muhammad Tariq (International Islamic Univ., Islamabad, PAK) ,  HE Zhenli (Univ. Florida, FL, USA) ,  LIU Di (Zhejiang Univ., Hangzhou, CHN) ,  SUN Kewang (Zhejiang Provincial People’s Hospital, Hangzhou, CHN) ,  XIAOE Yang (Zhejiang Univ., Hangzhou, CHN)
資料名： BioMed Research International (Web)  (BioMed Research International (Web))
巻： 2015  号： Biotechnology  ページ： 285351 (WEB ONLY)  発行年： 2015年 
JST資料番号： U7008A  ISSN： 2314-6133  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： カドミウム(Cd)汚染された土壌で生育したハクサイにより,Caco-2/HL-7702細胞モデルと共役したin vitro消化を用いたヒト肝臓細胞における毒性を惹起できるCdの最小濃度を調べた。黄土(YS)ハクサイ(40.84%)および石灰質土壌(CS)ハクサイ(21.54%)に関し胃相におけるカドミウム可給態率は,小腸相よりも有意に高く,対応値はそれぞれ21.2%と11.11%であった。カドミウム生物学的利用能はCSハクサイ(1.12%~9.64%)よりもYSハクサイ(5.27%~14.66%)で高かった。YSからCSハクサイに輸送されるカドミウム濃度(>0.74μg)は,ヒト肝臓細胞(HL-7702)において抗酸化(SOD,GPx)酵素活性を阻害することにより酸化(MDA,H₂O₂)ストレスを誘導できた。加えて,本研究は酸性土壌(黄土)で生育したCd汚染されたハクサイの摂取が全ての汚染レベル(2,6,および9mg/kg)で抗酸化防御システムを弱め,最終的に肝臓細胞で酸化ストレスを増すことを明らかにした。しかし,CSハクサイの場合,顕著な酸化ストレスは土壌のCdレベルが9mg/kgのときのみ観察された。従って,ヒトの健康リスクを最小化するため酸性土壌で生育した葉野菜のCd濃度を監視することが必要である。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *ハクサイ ,  *重金属汚染 ,  バイオアベイラビリティ ,  毒性 ,  *in vitro実験 ,  ヒト ,  Caco2細胞 ,  *石灰質土 ,  *レス ,  酵素活性度 ,  酸化ストレス ,  培養細胞 ,  肝細胞
準シソーラス用語： *カドミウム汚染 ,  生物学的利用能 ,  毒性効果 ,  *in vitro検査 ,  *石灰質土壌 ,  *黄土 ,  抗酸化酵素活性 ,  HL-7702細胞

分類 (1件)： 土壌汚染  (FB04100T)

タイトルに関連する用語 (8件)： 土壌 ,  生育 ,  ハクサイ ,  カドミウム ,  生物学的利用能 ,  評価 ,  ヒト ,  毒性効果