文献

J-GLOBAL ID：201602207516732408   整理番号：16A0241735

放射性廃液中の逆浸透膜を介する核種分離のモデル化

NUCLIDE SEPARATION MODELING THROUGH REVERSE OSMOSIS MEMBRANES IN RADIOACTIVE LIQUID WASTE

著者 (1件)： LEE Byung-Sik (KEPCO Engineering and Construction, Gyeongsangbuk-do, KOR)
資料名： Nuclear Engineering and Technology (Web)  (Nuclear Engineering and Technology (Web))
巻： 47  号： 7  ページ： 859-866 (WEB ONLY)  発行年： 2015年12月 
JST資料番号： U7004A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 韓国 (KOR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： この研究の目的は,逆浸透(RO)膜を介した放射性核種の輸送機構を調査すること,および放射性廃液からの核種の分離に対するその有効性を推定することである。RO分離をシミュレートするために解析モデルを開発し,その予測分離挙動を確認するための一連の実験が設定されている。モデルは拡張Nernst-Plank方程式に基づいており,電気的に中性でゼロ電流条件下での対流フラックス,拡散フラックス,および電気泳動フラックスを扱う。膜材料とのイオン相互作用と膜界面での電位ジャンプに起因し発生する分配係数は,方程式を解く際の境界条件として含まれる。高Peclet近似を採用して計算を簡略化しているが,より正確な分離の予測のために濃度分極の効果は含めている。種々の放射性核種および非放射性物質からなる廃液からの分離機構を確認するために,実験では特にコバルトとセシウムを選択した。その結果は,モデルを使用して推定されたRO膜のコバルトとセシウムの除去率と比較した。実験結果と計算結果は優れた一致を示している。提案したモデルは,RO膜による種々の放射性核種の分離挙動を予測するのに非常に有用であろう。

シソーラス用語： *廃水 ,  *放射性廃棄物 ,  *逆浸透膜 ,  *分離 ,  対流 ,  拡散 ,  電気泳動 ,  計算モデル ,  計算機シミュレーション ,  比率
準シソーラス用語： *核種分離 ,  *放射性廃液 ,  除去率

分類 (2件)： 放射性廃棄物  (MB05000Y) ,  核燃料再処理  (MD08050C)

タイトルに関連する用語 (4件)： 放射性廃液 ,  逆浸透膜 ,  核種分離 ,  モデル化