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J-GLOBAL ID:201602207521478692   整理番号:16A0299543

ブナススエアロゾルのブラックカーボン酸化物と有機物組成

Black carbon surface oxidation and organic composition of beech-wood soot aerosols
著者 (7件):
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巻: 15  号: 20  ページ: 11885-11907 (WEB ONLY)  発行年: 2015年10月 
JST資料番号: U7039A  ISSN: 1680-7316  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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スス粒子は大気中に見られる最も強力な光吸収粒子である。スス粒子は地球の放射収支と大気汚染毒性に寄与する。ススの大気中でのエージングはブラックカーボン(BC)や有機物粒子(OM)を酸化することにより,ススの健康や気候に関する特性を変化させ,灰とともにススを構成する。この大気中でのエージング,それは二次粒子状物質の凝縮と一次OMやBC排出物の酸化を引き起こし,現状では良く理解されていない。本研究において,木材燃焼ストーブによるエアロゾルの大気中でのエージングを連続フロー反応器にてシミュレートした。新しいススとエージングを経たする粒子の組成をリアルタイムでデュアル蒸気化エアロゾル-粒子質量分析計(SP-AMS)にて測定した。デュアル蒸気化SP-AMSはススのOMとBC成分,BCと混合した不揮発性成分に関する情報を与える。SP-AMS蒸気化のスイッチをオフとして,AMS加熱蒸気化(600°C)のみの使用により,OMについてのみの情報を得ることができる。両方のモードにおいて,OMはセルロースまたはヘミセルロース熱分解により生成し,ストーブに新たな薪をくべた時にのみ大量に存在する。SP-AMSモードにおいて,BC信号が質量スペクトルの多くを占める。これらの信号は不揮発性BC(rBC,C1-5+),酸化炭素質イオン(CO1-2+),カリウム(K+),水(H2O+と関係するフラグメント)C1+:C3+比ではなく,C4+:C3+比はCorbin et al.(2015c)のBC構造傾向と一致する。CO1-2+信号はBC表面官能基に由来し:エージングに伴い,C1-3+に比較してCO+とCO2+が増加し,一方,CO+と比較してCO2+が同時に増加する。SP-AMSとAMSデータの正行列因子分解は,ピーク積分不確実性に注目した修正誤差モデルを使用して,BCの表面組成が新しいススとエージングを経たスス試料の両方に対して,全ての燃焼段階においてほぼ一定であることを示す。これらの結果は現場でのBC表面エージングの最初の時間分解測定を示すものであり,ブナ由来BCの表面が単一化学種としてモデル化が可能であることを示唆する。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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放射,大気光学  ,  粒状物調査測定 
タイトルに関連する用語 (3件):
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