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J-GLOBAL ID：201602207816883939   整理番号：16A0060091

Ku帯衛星回線の降雨減衰の3地点観測と雨域通過速度の関係について

A Study on Relationship between Rain Area Velocities and Rain Attenuation Observations at 3 Locations in Ku-Band Satellite Communications Links

著者 (3件)： 前川泰之 (大阪電通大 衛星通信研究施設) ,  窪田直樹 (大阪電通大 衛星通信研究施設) ,  柴垣佳明 (大阪電通大 衛星通信研究施設)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 115  号： 287(SAT2015 47-62)  ページ： 75-78  発行年： 2015年10月28日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 大阪電気通信大学(大阪府寝屋川市),京都大学生存圏研究所(京都府宇治市),および信楽MU観測所(滋賀県甲賀市)で測定されたKu帯BS電波受信レベルの3地点同時観測データを用いて,降雨事象毎に各地点の降雨減衰値から雨域の通過速度と方向の推定を行い,この結果を2007~2012年の間に気象庁がWebに掲載した実況天気図から画像解析により得た112例の前線通過速度の方向と比較を行った。温暖前線と寒冷前線については,BS電波観測による雨域通過速度と方向は,Webの実況天気図による前線通過速度と方向と比較的良く一致することが示された。ただし,停滞前線の場合,3地点観測による雨域通過速度は実況天気図による前線通過速度よりかなり速くなるものの,雨域通過方向については依然としてWebによる前線通過方向とかなりの一致が示された。従って以前用いた新聞掲載の天気図に比べでWebの実況天気図からはほぼリアルタイムに前線通過に関する情報が得られ,多数の地点でより効率的なサイトダイバーシティを運用する際に本手法は大変有用であると考えられる。(著者抄録)

シソーラス用語： *周波数帯 ,  *チャネル ,  *降雨減衰 ,  *観測 ,  *地域 ,  行為 ,  *速度 ,  放送衛星 ,  前線 ,  画像分析 ,  サイトダイバーシチ
準シソーラス用語： *Ku帯 ,  *雨域 ,  *衛星回線 ,  *多点観測 ,  *通過

分類 (3件)： 宇宙通信  (ND08040S) ,  アンテナ  (ND06000M) ,  雲と降水の微物理  (DC05110M)

タイトルに関連する用語 (6件)： Ku帯 ,  衛星回線 ,  降雨減衰 ,  観測 ,  雨域 ,  過速度