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J-GLOBAL ID：201602207840604226   整理番号：16A0302246

滋賀県瀬田丘陵におけるPM_2.5の無機イオン成分の解析

Analysis of the Inorganic Components of PM_2.5 at Seta Hill, Shiga Prefecture

著者 (3件)： 三原幸恵 (龍谷大) ,  三原幸恵 (中央復建コンサルタンツ) ,  市川陽一 (龍谷大)
資料名： 環境技術  (Journal of Environmental Conservation Engineering)
巻： 45  号： 3  ページ： 146-154  発行年： 2016年03月20日 
JST資料番号： S0796A  ISSN： 0388-9459  CODEN： KAGIDX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 滋賀県は環境基準の達成と非達成の境にある重要な地域にもかかわらず,PM_2.5の実態把握が遅れている。本研究では,2013年から2014年にわたり滋賀県瀬田丘陵にてPM_2.5と粗大粒子PM_Cの捕集と無機イオン成分の分析を行った。PM_2.5にはSO₄^2-とNH₄⁺が大半を占め,PM_CはNa⁺やCa²⁺等陽イオン成分が多かった。PM_2.5中のNH₄⁺とSO₄^2-には強い相関が見られた。NH₄⁺と非海塩硫酸塩nss-SO₄^2-の濃度変動は基本的に連動していたが,2013年夏は桜島噴火と高温・弱風の影響でnss-SO₄^2-濃度が大きな値を示した。NH₄⁺/nss-SO₄^2-の観測期間中の平均値は0.79であり,沖縄県辺戸岬の0.56よりも高く,大津市街地の1.32より低かった。これらの値の違いは国内のNH₄⁺の発生源や大津市街地における自動車排ガス等の局地的なNH₄⁺の発生源の影響によると考えられる。(著者抄録)

シソーラス用語： 地形要素 ,  滋賀県 ,  PM2.5 ,  *イオン ,  無機化合物 ,  *大気質試験 ,  大気質基準 ,  監視 ,  カチオン ,  アニオン ,  金属イオン ,  季節的変動 ,  自動車排出ガス
準シソーラス用語： 自動車排気ガス ,  丘陵 ,  瀬田丘陵 ,  *無機イオン ,  大気質監視

分類 (1件)： 気圏環境汚染  (SB03020M)

タイトルに関連する用語 (4件)： 滋賀 ,  丘陵 ,  イオン成分 ,  解析