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J-GLOBAL ID：201602207889892367   整理番号：16A0299334

AERONET源及び年齢属性から導いた北半球温帯と寒帯地域に対する煙エアロゾル特性とエイジング効果

Smoke aerosol properties and ageing effects for northern temperate and boreal regions derived from AERONET source and age attribution

著者 (3件)： NIKONOVAS T. (Swansea Univ., Swansea, GBR) ,  NORTH P. R. J. (Swansea Univ., Swansea, GBR) ,  DOERR S. H. (Swansea Univ., Swansea, GBR)
資料名： Atmospheric Chemistry and Physics (Web)  (Atmospheric Chemistry and Physics (Web))
巻： 15  号： 14  ページ： 7929-7943 (WEB ONLY)  発行年： 2015年07月 
JST資料番号： U7039A  ISSN： 1680-7316  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 森林火災からの粒状物質排出は人の健康に影響を及ぼし,気候に大きいが不確定な影響を与える。モデリングスキームは,排出係数,排出粒子の微物理と光学特性,及びエイジング効果に関する情報に依存し,衛星リトリーバルアルゴリズムは特徴的なエアロゾルモデルを利用して,リトリーバルを改良した。地上リモートセンシングは,詳細なエアロゾルの特徴記述を提供するが,発生源に関する情報を含まない。そこで,HYSPLITモデルを用いた流跡線モデルとModerate Resolution Imaging Spectroradiometer(MODIS)とAlong Track Scanning Radiometer(AATSR)衛星による活性火炎とエアロゾル光学厚さ(AOT)観測を使用して,AERONETエアロゾル観測に対するプルーム起源の土地被覆型と年齢を推定する方法を提示した。これを2002年~2013年に対する北半球の温帯と寒帯森林内或いは付近に位置するAERONET観測所に適用した。629件の火災属性からの結果は,異なる土地被覆型とプルーム年齢間の粒度分布と粒子の光学的特性に有意の差異を示した。最小の微細モードの中央値半径(R_fv)は,農地及び/或いは自然植生モザイク(0.143μm)及び草地(0.157μm)火災からのプルームに起因した。北米の常緑針葉樹林の排出は,ユーラシア混合林(0.193μm)からのプルームと,疎な樹木被覆-開放灌木地(0.185μm)と森林サバンナ(0.184μm)による土地被覆型に起因するプルームより顕著に小さいR_fv(0.164μm)を示した。粒度分布の差異は,土地被覆型間のプルーム濃度の推測される変動度に関連した。昼間と夜間の排出間で有意の差を観測し,昼間の排出は大きい粒度を示した。煙は,0.9のSSA(440)値を有する耕地排出を除いて,0.95に近い440nm(SSA(440))値の中央値の単一散乱アルベドを有する全てのクラスに対して,卓越的に散乱した。4日以上古い年齢のプルームは,若い煙と比較して0.01μm大きい中央値Rfvを有した。粒度の差は,Angstrom指数の減少および非対称パラメータの増加と一致したエイジングに伴ってSSA(λ)の僅かの増加のみを見出した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 北半球 ,  温帯 ,  寒帯 ,  *煙 ,  *エアロゾル ,  *山火事 ,  土地被覆 ,  流跡線 ,  森林 ,  粒度分布 ,  光学的厚さ ,  計算機プログラム ,  プルーム ,  アルベド ,  光散乱 ,  観測網
準シソーラス用語： AERONET ,  HYSPLIT ,  エアロゾル光学的厚さ ,  大気エアロゾル ,  単一散乱アルベド

分類 (1件)： 放射,大気光学  (DC05080C)

タイトルに関連する用語 (10件)： AERONET ,  年齢 ,  属性 ,  北半球 ,  温帯 ,  寒帯 ,  地域 ,  煙 ,  エアロゾル ,  エイジング