文献
J-GLOBAL ID:201602208211761420   整理番号:16A0299128

北方林内と上空における大気OH,O3およびNO3反応度のシミュレーション

Simulations of atmospheric OH, O3 and NO3 reactivities within and above the boreal forest
著者 (13件):
資料名:
巻: 15  号:ページ: 3909-3932 (WEB ONLY)  発行年: 2015年04月 
JST資料番号: U7039A  ISSN: 1680-7316  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
1D大気化学輸送モデルSOSAAを用いて,HUMPPA-COPEC-10キャンペーン(2010年夏,フィンランド南部のSMEAR II)において北方林生態系の大気反応度を調べた。最初に,モデル化され,及び測定されたOHの反応度と共に,NO3とO3の反応度(R)の垂直分解モデルシミュレーションを示した。OHは最も反応度の高い酸化剤(R~3s-1)であり,以下,NO3(R~0.07s-1)とO3(R~2x10-5s-1)が続く事実を見出した。欠除したOH反応度は,モデルに記載された化学サブセットから予想されるように,測定値(65%)に応じて大であった。説明されたOHラジカルのシンクは,無機化合物(41%,主にCOとの反応による),排出されたモノテルペン(14%)及び酸化された生物起源の揮発性有機化合物(約44%)であった。欠如した反応度は,未知の生物起源揮発性有機化合物及びこれらの光生成物に起因すると予想され,OHの真の主なシンクは無機化合物であるとは予測されない。NO3ラジカルは主に一次排出モノテルペン(60%)と無機化合物(37%,NO2を含む)と反応することが分かった。しかし,NO2は,キャンペーン条件(典型的温度,20~25°C)では,NO3の一時的な吸収源であり,NO3の濃度に影響しなかった。瞬間と定常状態の反応度間の差異を議論し,NO3の最初の北方林の定常寿命(113s)を示した。O3は主に,排他的に,無機化合物(約91%,主にNOだが,夜間はNO2とも)と反応し,一次放出セスキテルペン(6%)とモノテルペン(3%)と反応した。調査した酸化剤濃度を考慮すると,OHは有機化合物を,昼間より速い速度で除去できる酸化剤であり,一方,NO3は夜間に,有機分子をより速く除去できた。早朝(現地時間午前5時頃)と夕方(午後7~8時頃)に短時間で,OHとNO3は競合した。この研究の一部として,測定したスペクトル放射照度を,化学線フラックスに変換する簡単な経験的パラメタリゼーションを開発した。更に,ラジオゾンデ観測と地上観測を用いて,気象条件を評価した。境界層の全体的な垂直構造を,地表面エネルギー収支と乱流フラックスの検証とともに,論じた。キャノピー上方の顕熱と運動量フラックスは平均して過大評価されたが,潜熱フラックスは過小評価された。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
地球化学一般 
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る