文献

J-GLOBAL ID：201602208305383896   整理番号：16A0010551

島根県産堆肥の特性評価

Characterization of animal manure composts produced in Shimane

著者 (5件)： 静間愛樹 (島根大 生物資源科学) ,  海田真帆 (島根大 生物資源科学) ,  平川愛 (島根大 生物資源科学) ,  佐藤邦明 (島根大 生物資源科学) ,  増永二之 (島根大 生物資源科学)
資料名： 島根大学生物資源科学部研究報告(Web)  (Bulletin of the Faculty of Life and Environmental Science Shimane University (Web))
巻： 20  ページ： 15-20 (WEB ONLY)  発行年： 2015年09月30日 
JST資料番号： U0391A  ISSN： 2435-0885  CODEN： SDSKF6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 島根県では,有機農業の推進を図っている。有機農業の推進及び農業生産において県産堆肥を有効利用するための基礎データ収集を目的として,牛糞堆肥,鶏糞堆肥,豚糞堆肥,木質・バーク堆肥等について,pH,電気伝導度(EC),全C,全N,C/N比,Ca,P,Mg,K,Cu,Zn,Mn,Ni,Na,Fe,Al,酸性デタージェント繊維(ADF)等を調査し,県産堆肥の特性評価を行った。その結果,鶏糞堆肥は,牛糞堆肥,豚糞堆肥,木質・バーク堆肥と比較して,pH,EC,Ca含量,P含量,Mg含量,ADF含量が高く,即効性のある堆肥として作期が短い作物の栽培に向いていると考えられた。また,豚糞堆肥は,他の堆肥と比較して,Cu含量,Zn含量が高く,連用時にはそれらの蓄積に注意する必要があると考えられた。本試験結果では,同じ畜種糞を原料とした堆肥であっても製造場所によって成分組成に差が見られた。今後は,本試験結果を踏まえ,実際の圃場での施用試験によって肥効を定量的に確認し,土壌や作物に合わせた利用法を検討していく必要があると考察された。

シソーラス用語： *堆肥 ,  土壌改良剤 ,  *キャラクタリゼーション ,  pH【水素イオン指数】 ,  電気伝導率 ,  物質収支 ,  窒素 ,  炭素率 ,  カルシウム ,  リン ,  マグネシウム ,  カリウム ,  銅 ,  亜鉛 ,  マンガン ,  ニッケル ,  ナトリウム ,  鉄 ,  アルミニウム ,  酸性デタージェント繊維 ,  *化学組成 ,  バーク堆肥 ,  牛糞堆肥 ,  鶏糞堆肥 ,  全炭素 ,  全窒素 ,  豚糞堆肥
準シソーラス用語： CN比 ,  *化学成分組成 ,  電気伝導度 ,  *特性評価

分類 (2件)： 肥料一般  (FB05010C) ,  農業廃棄物の利用  (FB07050I)

タイトルに関連する用語 (3件)： 島根 ,  堆肥 ,  特性評価