抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
自動車の電装品であるElectric Control Unit(ECU)を偽物へと取り替える攻撃やコードの改竄によって,Controller Area Network(CAN)への不正なパケットの送信攻撃が実験室レベルで実証されるようになり,対策が喫緊の課題となっている。Connected Car時代の自動車は,正規の電装品(Electric Control Unit:ECU)が,正規のコードで制御されることでの安心・安全な運転支援が求められている。本稿では,ECU認証やコード認証に関わる暗号鍵の管理の仕組みについて,基礎技術の整理を行い,自動車やECUの物流を加味した新たな鍵管理方式を提案する。本方式は,一度出荷された自動車は,自ら独立して暗号鍵の管理を行えるよう,自動車に搭載されるセキュアエレメント(SE)を基点として,暗号鍵の発行や更新を行うモデルである。この暗号鍵として,(i)正規のECUを認証するための鍵と,(ii)ECUコードの認証に関わる鍵を対象とする。(著者抄録)