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J-GLOBAL ID:201602208683988291   整理番号:16A0299196

生物起源揮発性化合物の混合物からの新鮮及びエイジングした二次有機エアロゾルの分子組成:高分解能質量分析による研究

Molecular composition of fresh and aged secondary organic aerosol from a mixture of biogenic volatile compounds: a high-resolution mass spectrometry study
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巻: 15  号: 10  ページ: 5683-5695 (WEB ONLY)  発行年: 2015年05月 
JST資料番号: U7039A  ISSN: 1680-7316  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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過去10年間の野外観測は,遠隔地の有機エアロゾルのかなりの画分が,非常に酸化した分子を含む可能性を示した。有機エアロゾルのエアロゾル過程や更なる酸化(エイジング)が,オキシダントとの不均一反応とOHラジカルによる蒸気の複数代の酸化を通じたそれらの生成に関わることが示唆されている。本研究では,直接導入と液体クロマトグラフィー-高分解能量分析を用いて,二次有機エアロゾル(SOA)の分子組成に対するエイジング過程の影響を調べた。SOAは,シミュレーションチャンバ実験でα-ピネン,β-ピネンδ-3-カレン,イソプレンの4つの生物起源揮発性有機化合物(BVOC)の混合物のオゾン分解から生成させた。SOAは,次に3つの異なる条件,すなわちオゾン残差存在での暗条件,UV照射とOHラジカル,UV光のみでエイジングした。すべての調べた条件の中で,OHのラジカル開始によるエイジングのみがエアロゾル分子組成に影響を及ぼすことが分り,SOAの炭素酸化状態(OSC)とO/C元素比の増加を示した。エイジング過程は,”新鮮”,”エイジングした”いずれのSOAでも等しく豊富に見られ,BVOC混合物のオゾン分解で生成したオリゴマに対する観察可能な影響は,何ら生じさせなかった。唯一の前駆体としてα-ピネンを用いた追加実験は,オリゴマがオゾン分解とOHのラジカル開始酸化の両過程から生じたSOA中の重要な化合物群であることを明らかにした。しかし,全く異なるオリゴマのセットが,これらの2つの酸化形態で生成した。α-ピネンのOH開始酸化からのSOAは,純粋にオゾン分解からのSOAと比べOSCとO/Cが明らかに高く,OHラジカル反応が,大気中の生物起源SOAに含まれる非常に酸化した化学種の存在により一層関わることが確かめられた。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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対流圏・成層圏の地球化学 
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