抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
モルタルあるいはコンクリートに任意に電磁遮へい性を付与することができれば,本来の耐荷力を担う能力に加えて不要な電波の透過や反射を抑制する材料として利用が可能である。本研究では電磁遮へい性をもつモルタルを構造体コンクリートあるいは埋設型枠用モルタル等に適用することを視野に,導電性の炭素粉末を添加した試験体を試作して実際の使用条件に近い寸法や各種含水状態における電波の透過率など各種測定を行い,基礎データを収集した。マイクロ波帯における透過率の測定結果から,炭素粉末を添加したモルタルでは周波数が高くなるほど透過が減少し,炭素粉末の添加率が高いほど効果が顕著に現れることが確認された。また,測定結果から推定した試験体の複素比誘電率を利用して,厚みが異なる試験体の透過率を計算により求めたところ,炭素粉末の添加率が少ない試験体において測定値との近似が確認できた。(著者抄録)