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J-GLOBAL ID：201602208808681428   整理番号：16A0314021

眼疾患におけるレスベラトロールの抗酸化や,抗炎症および抗血管新生特性

Anti-Oxidant, Anti-Inflammatory and Anti-Angiogenic Properties of Resveratrol in Ocular Diseases

著者 (3件)： LANCON Allan (Univ. Bourgogne, Dijon, FRA) ,  FRAZZI Raffaele (Arcispedale S. Maria Nuova IRCCS, Reggio Emilia, ITA) ,  LATRUFFE Norbert (Univ. Bourgogne, Dijon, FRA)
資料名： Molecules (Web)  (Molecules (Web))
巻： 21  号： 3  ページ： WEB ONLY  発行年： 2016年03月 
JST資料番号： U7014A  ISSN： 1420-3049  CODEN： MOLEFW  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： レスベラトロール(3,4′,5トリヒドロキシ-トランス-スチルベン)は多面的特性を持つ最もよく知られているフィトフェノールの1つである。本化合物はブドウによって生産されるフィトアレキシンで,天然植物防御を促進し,加えて広範囲の臓器および組織に作用して動物およびヒトに有益効果をもたらす。これらには心臓血管疾患,抗癌能,神経保護効果,恒常性維持,老化遅延および消炎が含まれる。加齢黄斑変性症(AMD)は先進国の成人の視力低下の主要原因の1つである。本レビューでは,レスベラトロールの抗酸化効果,抗炎症効果および抗血管新生効果に焦点を当て,眼科的応用について述べる。文献によれば,レスベラトロールは天然抗酸化酵素および分子防御レベルを増加させることによって様々な細胞型の眼に作用できるとされている。レスベラトロールの抗炎症効果はインターロイキンおよびプロスタグランジンなどの炎症性メディエーター発現を抑制し,炎症部位への免疫細胞の走化的誘引および動員を低減するその能力によるものである。加えて,レスベラトロールは抗VEGF効果を有し,血管内皮細胞増殖および遊走を阻止する。レスベラトロールは動物モデルおよびin vitro実験により広範囲のヒト眼疾患および症状に有効である可能性がある。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 酸化防止 ,  消炎作用 ,  血管新生 ,  炎症性メディエーター ,  血管内皮細胞 ,  増殖阻害 ,  酵素 ,  酵素誘導 ,  *眼科用薬 ,  in vivo実験 ,  病態モデル ,  in vitro実験 ,  オレフィン化合物 ,  多価フェノール
準シソーラス用語： 抗酸化酵素

分類 (1件)： 感覚器作用薬の基礎研究  (GW04060K)

物質索引 (1件)： レスベラトロール

タイトルに関連する用語 (5件)： 眼疾患 ,  レスベラトロール ,  酸化 ,  抗炎症 ,  血管新生