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J-GLOBAL ID：201602209141007240   整理番号：16A0273177

全自動長ねぎ調製機の開発(第2報)-試作機の高能率化と現地実証-

Development of Automatic Welsh Onion Trimmer: (Part 2)-Development of Higher Efficiency Automatic Trimmer for Welsh Onion and Testing it on Farmers Field-

著者 (4件)： 藤岡修 (農研機構 生物系特定産業技術研究支援セ) ,  大森定夫 (農研機構 生物系特定産業技術研究支援セ) ,  松本弘 (マツモト) ,  木暮朋晃 (マツモト)
資料名： 農業施設  (Journal of the Society of Agricultural Structures, Japan)
巻： 47  号： 1  ページ： 16-22  発行年： 2016年03月07日 
JST資料番号： L0964A  ISSN： 0388-8517  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 全自動長ねぎ調製機の試作機(1号機)を高能率化するため,2本同時処理を可能とした2号機を試作した。2号機を秋田県と大分県の長ねぎ産地において現地実証に供した結果,供給者2名での作業能率は約900~1200本/h,根切りの適切り率は約91~95%,皮剥きの適剥き率は約87%,製品率は約96~97%であった。熟練作業者による慣行作業と比較して,1人あたりの作業能率は約1.3~1.7倍に向上し,かつ作業精度はほぼ同等の性能を有することを確認した。なお,供給者1名で作業を行ったところ,作業能率は約820本/(h・人),慣行比約2.5倍という結果が得られ,作業者の習熟によって能率向上が図られることが示された。また,1号機と同様に作業時騒音を低減することができ,防音効果を有することを確認した。全自動長ねぎ調製機は2002年に市販化され,長ねぎ生産の省力化に貢献している。(著者抄録)

シソーラス用語： *ネギ ,  根掘り ,  *効率化 ,  *剥皮機 ,  *システム ,  実証実験 ,  安全性 ,  作業能率 ,  タスクパフォーマンス
準シソーラス用語： *高能率化 ,  根切り ,  作業成果 ,  *自動化システム ,  実証試験 ,  *長ネギ ,  *皮剥機

分類 (2件)： 収穫・調製用機械  (FB03030K) ,  野菜  (FC03043X)

引用文献 (8件)：

• 藤岡修・大森定夫・松本弘(2003):長葱の切断処理装置,特許第3502891号.
• 藤岡修・大森定夫・松本弘・木暮朋晃(2016):全自動長ねぎ調製機の開発(第1報),農業施設47(1),9-15.
• 松本弘(2000);長葱の皮剥処理方法,特許第3127396号.
• 松本弘(2003):長葱の皮むき機,特許第3498180号.
• 農林水産省(2001):野菜の産地強化計画の策定について,平成13年11月16日付け13生産第6379号農林水産省生産局長通知.

タイトルに関連する用語 (6件)： 長ねぎ ,  調製 ,  開発 ,  高能率化 ,  現地 ,  実証