抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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スマートフォンやタブレットが広く容易に使用されるようになり,データセンタ活用アプリケーションの拡大はクラウドサービスの進展をもたらしている。そのため,ITネットワークベースサービスの品質向上が必須となっている。一方,いまだ増大するデータトラヒック量とシステム構造のさらなる繊細化は,データ伝送速度の低下やネットワーク接続確立の困難性といったサービス障害をもたらしている。そのようなサービス障害の早期検出と迅速な回復のためには,その原因を解析・識別し,それらがネットワーク(接続)品質に起因するのかアプリケーションプログラムに起因するのかを知ることが必須である。そのためには,各通信パケットの詳細なリアルタイム挙動解析が必要である。複雑なケースにおいては,後で徹底的に解析するためにエラーの証拠を蓄積する必要がありうる。こうした要求に応えるため,富士通研究所では,超高速通信ネットワークにおける通信パケットのリアルタイム解析,高速データ蓄積,検索を推進する技術を開発した。この技術は,ソフトウェアの形で実現され,高価な専用ハードウェアを必要としない汎用システムにインストールした。本稿では,高速通信からのデータの解析・蓄積・検索を可能にしたソフトウェア技術,およびシステム構造について説明した。(翻訳著者抄録)