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J-GLOBAL ID:201602209376121392   整理番号:16A0249200

舶用機関事故分析に基づく教育訓練モデル構築の試みについて

A Study on Training Model of Marine Engineers Based on Marine Accident Analysis
著者 (3件):
資料名:
巻: 51  号:ページ: 223-229  発行年: 2016年03月01日 
JST資料番号: S0651A  ISSN: 1346-1427  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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IMO(国際海事機関)でSTCW条約(船員の訓練及び資格証明並びに当直の基準に関する国際条約)の附属書が包括的に見直され,2010年の改正コードが2017年1月に完全実施となる。この改正コードにより,ERM(Engine-room Resource Management)が強制要件化され,資源管理におけるリーダーシップ,チームワークといった非技術的スキルを含む資格要件が明記され,舶用機関の運転管理に係る人的資源の能力確保が求められるようになった。本研究では,あらゆる事故要因の中から重要度の高い潜在因子を抽出し,その因子間の関係を観察することで機関士エラーに関する行動パターンを明らかにすることを試みる。人間エラーの発生過程路を用いて機関士の行動パターンに関する特性分析を行った結果,海難審判裁決事例より共通する潜在要因として,「現状把握力」と「解決策の理解度」を抽出することができた。また,潜在変数間の相関係数は,有意な正の相関を示した。このうち,「現状把握力」は,何かに気付く,外的状況を観察から構成され,状況見極め,結果と他との関係を予測,現状での妥当な方向性の決定,手順の具体化は,重回帰分析より,何かに気付く,外的状況を観察に正の影響を与える結果となった。機関士エラーは,これらの潜在要因が重なりあって1つの事故を発生していると考えられる。
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分類 (1件):
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水上輸送・サービス一般 
引用文献 (11件):
  • [1] 柳田邦男,事故調査,新潮社,1994
  • [2] 椎原裕美,他,機関室内機関・機器損傷におけるヒューマンファクターの調査,椎原裕美,日本マリンエンジニアリング学会誌第36巻,第9号(2001-9),pp25-33
  • [3] 中村真澄,他,舶用機関事故における人的エラーの数量化,日本マリンエンジニアリング学会誌第48巻,第4号(2013-7), pp131-136
  • [4] 中村真澄,他,人的要因による顕在事象と潜在事象の比較に基づく舶用機関事故防止に関する研究,日本マリンエンジニアリング学会誌第49巻,第2号(2014-3), pp106-112
  • [5] J.Rasmussen : Classification System For Reporting Event Involving Human Malfunction, Riso-M-2240.1981.3
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