抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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従来,システムの異常検知は,しきい値やルール設定により行われてきた。しかし,システムが多様化し解析対象が膨大かつ複雑化した現在においては,監視するパラメーターが多過ぎ,人間がそれらの関係性を把握することは不可能になってきている。また,そうした関係性をデータ分析によって把握するためには,高度な専門知識が必要となり,それがデータ活用が進まない一因となっている。この問題を解決するために富士通が開発した予兆監視ソリューションは,正常時の稼働データを機械学習し,「いつもと違う状態」を自動的に検知する異常予兆検知モデルを,対象データの絞込みから異常原因の特定に至るまでのプロセスと一体で提供する。これにより,高度な分析ノウハウを必要とすることなく,現場レベルでシステムの異常予兆を高精度かつリアルタイムに捉えられるようになる。本稿では,ICTシステムのダウンや製造業における製造設備の故障による製造ラインの停止など,システムの異常予兆をリアルタイムに監視可能とするソリューションを紹介する。(著者抄録)